池田泉州HDの優待商品カタログ2023が届きました。内容とスケジュール、併せて社名変更を訴える株主提案について

株式会社池田泉州ホールディングス(銘柄コード8714)の株主優待は、カタログから好きなものを選ぶタイプのものです。

業種・株価・配当金

業種

池田泉州ホールディングスは、関西地盤の池田泉州銀行を中核とする銀行業で、傘下に証券子会社もあります。

株価

2023年3月31日の株価 232円
参考)前年同日の株価 173円

この定点観測では、59円、34%の値上がりです。

配当金

2023年3月期 1株当たりの期末配当金 5円

この会社の配当は年2回で、中間配当も5円だったので、年間配当は10円。3月末の株価で計算すると、配当利回りは4.31%です。

権利確定から商品到着までのスケジュール

今期の優待スケジュールはこちら

権利確定 2023/3/31
株主優待カタログ到着 6/29
申込期限 8/31必着

申込方法は、専用はがきのみです。

優待内容

株主優待の対象は、2,000株以上保有の株主です。

優待内容は、定期預金コースと優待品コースの2つがあって、優待品はカタログから好きな商品が選べます。

優待品コースは、所有株数によって、もらえる品物の金額が変わります。また、長期保有が優遇されていて、3年経過すると、カタログ商品がレベルアップします。

保有株数毎の株主優待カタログの金額

(カッコ内は、3年以上保有の場合)

2,000株以上 2,000円相当(3,000円)
6,000株以上 3,000円相当(5,000円)
10,000株以上 5,000円相当(10,000円)

商品カタログのうち、今回紹介するのは、2,000株以上保有・3年以上、3,000円相当の優待品コースです。

お菓子・お酒・食品・そのほか名品など、関西の地域特産品が並びます。

ご参考までに、2,000株以上3年以上長期保有の、3,000円コースの、全31種類のカタログ写真を掲載します。

前回は、伊丹米という名の「新潟県魚沼産のコシヒカリ」をいただいたのでした。

詳細はこちらの記事に書いております。

お金の話:株主から社名変更の提案を受ける会社って

今年の池田泉州ホールディングスの株主総会には、事前にある株主から「社名変えよ」の提案があったので、面白そうなのでWEB視聴しました。

社名を変更すべしというのは、池田泉州ホールディングスという社名だと、どこで何をしている会社か分からないからという理由だそうです。池田も泉州も、大阪以外では馴染みのない地名なので、大阪の大きな金融会社であるという安心感を広く持ってもらうためには、社名を変更する方がよかろうという提案です。

対して、会社としては、現在の名前は広く周知されている認識なので、社名変更には反対するというもの。

なるほど、どちらの言い分も、見方によっては頷けます。

ちなみに、大阪に縁のない知人に大阪の池田と泉州について知っているか尋ねると、「大阪に池田市ってあるんだ」と「泉州って地名?」「何の会社?」という回答でした。アンケートにしては母数が少なすぎて調査の域に達していませんが、一つの事実として、そこまで知られていないかも。

日本国内でこれなので、株式市場にいる海外投資家からの周知度合いは、低いのでしょう。

ただ、株主総会では、その提案をした株主本人からの発言は無く、他の方々も、社名変更に莫大な資金を投じる必要はないとか、社名の認知度は高くないであろうが、代わりの社名でこれぞというのは無いとかの意見でした。それもあり、社名変更の提案は、あっさり否決されました。

地方銀行が、ある程度現在の社名が知れ渡ってると自負する以上、社名変更にメリットを感じないことが明らかとなった事案でした。社名変更をすることで、逆に認知度が下がる可能性だって大きいですし。

そのリスクを超えるようなメリットが有るとなったら、いずれ社名変更を検討することもあろうかという回答でした。

私も金融業界に長く勤めたことから、合併等をきっかけとした商号変更の対応経験があります。会社で使う全てのものの名前を変えるの、労力とお金と時間がものすっごくかかります。

そして、新会社名には、内側にいる1従業員の意見なんて、反映されるはずもなく(笑)、しがらみの中で決められていくものかと。

以上、2023年の池田泉州ホールディングスの株主優待カタログのご紹介でした。

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