ヒューリックの株主優待カタログ2024と、優待制度変更内容をご紹介します

ヒューリック株式会社(証券コード3003)の優待品をご紹介します

※記載内容は2024年2月時点のものです。

業種・株価・配当金

業種

ヒューリックは、オフィスビルなどの不動産賃貸、宿泊施設などの開発をする不動産事業者です。

株価

2023年12月末の株価 1,476.5円

参考)前年同期の株価 1,040円

2023年度も過去最高益を更新していて、財務基盤も健全であることから株価上がりました。

配当金

2023年12月期 1株当たりの期末配当金 27円

中間配当が23円だったので、年間配当は50円となりました。

12月末の株価で計算すると、配当利回りは3.39%です。

ヒューリックは、ここ何年も増配を続けています。

権利確定から商品到着までのスケジュール

今期の優待スケジュールは以下の通りです

権利確定 2023/12/31

株主優待カタログ到着 2024/2/27

申込期限 ~8/25

申込方法は、ネット、FAX,、専用はがきの3択です。

優待内容と変更点

ヒューリックの株主優待は、年に一度、カタログギフトがもらえます。

必要保有株式は、300株

権利基準日は12月末日です。

こんな大きさのカタログが届きます

2ℓのペットボトルは大きさ比較用

中には「株主様へ」のお手紙と、カタログギフトが1冊。

次の2024年12月末までは、権利基準日に300株以上保有していれば優待品(カタログ)がもらえます。

また、長期保有が優遇されていて、3年経過すると、カタログから選べる商品数が2点に増えます。

しかし、これが今後変更となります。

2025年12月末の基準日の株主優待から、「継続保有2年以上」の条件がつき、選べる商品数が一律2点になります。

基準日の時点で、すでに2年以上300株以上の保有をし続けていなければ、株主優待はもらえないということです。

そのため、2023年12月末までに300株以上の株主になっている人は、継続して今の制度での株主優待を毎年受け取れますが、2024年1月1日以降に新規株主になる人は要注意です。

2024年12月末までに新規株主になる人は、2025年2月に届くカタログは現行通り1点優待品がもらえますが、

2025年12月基準日の、2026年2月に届くはずの継続保有2年以上にあたらないため、カタログはもらえません。

2026年12月基準日の、2027年2月に届くカタログから、優待品が2点もらえることになります。

株主優待の取得だけを目的とした短期の株売買ではなく、中長期的に株を保有してほしいという企業の思いが伝わってくる変更内容です。

そんなヒューリックのカタログギフトは、200ページ以上ある分厚いものです。

選択母数は何百もあるので、全部はご紹介できませんが、どんな商品があるのかのご参考までに、カタログ写真を数枚掲載します。

スイーツの、チョコレート菓子ページより

米だけでも多種類

フルーツも充実しています

お金の話:優待投資の明暗

株主優待は、日本独自の制度で、海外では馴染みがありません。

外国銘柄でも優待があったら、それはそれで面白いこともありそうですが・・・。

日本で株主優待を実施している会社も、物品を外国にまで届けることはしていないようです。そのため、海外投資家からは、一部の株主だけが利益を享受できる優待制度は不公平だと不満の声も絶えないようです。

株主優待は、一度始めたら永遠にということではなく、企業の方針次第で変更や廃止が生じます。

グローバル展開をする企業が、公平な株主還元優待を名目に優待制度を廃止することは珍しくありません。

株主優待によって人気を得て、一定の株価を維持している銘柄が、実は企業収益が上がっていないとか将来性が感じられる経営判断がなされていないとかいうことも、あります。

そんな企業は、個人投資家の保有割合が高い傾向にあります。そこが、株主優待を廃止したら、株価はどうなるか、簡単に想像できることでしょう。

そのため、株主優待の良し悪しだけで保有銘柄を決めてしまうと、結果的に損をしてしまう可能性があります。

そこで、優待の有無も考慮には入れるが、例え優待が無くてもその企業を応援しようと思える銘柄を選んで買うことが大切です。

この判断基準が、優待投資の明暗を分ける分岐点の一つになると、私は考えています。

以上、2024年分のヒューリックの株主優待カタログのご紹介でした。

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