観光パンフレットに誘われて、三重県の亀山宿・関宿エリアを観光しました。
この記事では、亀山宿の見どころと気づいた点、老後の収入についてをまとめています。
※記載内容は2023年11月時点のものです。
旅程
名古屋からの移動含めて、約6時間の行程です。
- 亀山宿観光(亀山城・加藤家屋敷・旧舘家住宅) 60分
- ランチ 30分
- 関宿観光(町並み散策・カフェ) 80分
亀山宿観光
東海道の江戸から数えて46番目の宿場町、亀山宿。
JR亀山駅から、歩いて10分程度なので、電車でもアクセスしやすいです。名古屋駅から亀山駅からは、JR関西本線で一本、75分ほどです。
亀山宿内で3か所の見学をしましたが、歩いて巡れる距離なので、ちょっとしか時間が無くても十分観光が可能です。
伊勢亀山城
江戸時代の多門櫓と石垣、外堀が残っています。
多門櫓は土日祝限定で中を見学できるようになっていました。入館料は無料!
櫓の中には案内人のおじいさんがいらして、これが三重県で唯一の現存する城郭建築物であることや、江戸後期の城主石川家は岡山から国替えで来られたことなど、熱心に説明をして下さいました。
ちょっと高台にあるこの櫓から、東海道は離れていますが、その案内人の方の勧めで、亀山宿の二か所を見学することにしました。
加藤家屋敷跡
江戸後期に岡山から国替えの藩主についてきた、家老の加藤さんのお屋敷です。東海道沿いから、1本お城側に道を入ったところにありました。
土日祝限定開館で、入館料無料です。無人だったので、自分のペースで自由に見学ができました。
入り口のくぐり戸から、もう時代劇の世界で、テンション上がります!
靴を脱いでお屋敷に上がっての見学です。主屋だけではなく、下人の家や土蔵も良好な状態で残されていて、江戸時代に武士がどんな風に暮らしていたのか思いを馳せることができました。
電気もガスも水道も無い分、丁寧な暮らしぶりだったのかなと。
旧舘家住宅
加藤家屋敷跡から徒歩数分、東海道沿いに残る、亀山宿を代表する商屋建築です。
明治6年の建築だそうです。
中には案内人の方がいらして、1階、2階、お庭と説明をしながら一緒に回っていただきました。
ただ個人で見学するより、それぞれの部屋の見どころや当時どのように使われていたのかを聞けたので関心が深まります。
昔のお屋敷って、襖を開けるととにかく広い!
命を狙われるような立場の人が宿泊した時の隠し階段や立派な床の間のある客室など、見どころたくさんです。
お庭の手入れも、広いから大変でしょうね
現在の亀山宿は住宅地がメインではありますが、東海道沿いはたまに古いお宅があったりして、どことなく街道だった当時の面影をしのばせる雰囲気がありました。
亀山宿から次の関宿まで、5.9キロ。JRで一駅です。関宿の観光については、次回の記事で詳しくご紹介します!
亀山宿に足りないもの
亀山宿に関して前知識なしで行ったこともあり、大変興味を持って観光ができました。
が、観光地としては、個人的にいくつか気になった事もありました。
まずは見学場所の開館日について
土日祝だけの開館なのは、平日の集客が見込めないとか人手確保の問題などがあるのでしょうが、平日だけが休みの人もたくさんいるので、火曜だけとか水曜だけなど、1日でも平日に見学できるように設定すると良いのではないでしょうか。
地元の学校の行事などにも取り入れられやすくなりますし。
次に休憩場所について
亀山宿では、観光途中で立ち寄って寛げるところが見当たりませんでした。
冷暖房が効いた屋内で、読み物展示と飲み物と地元の銘菓が揃うカフェスペースとが併設されているような場所があるといいなと思いました。
読み物展示とは、観光案内や歴史を知る写真や絵図に説明書き、志賀直哉の暗夜行路の亀山の部分抜粋とか。
歴史博物館と連携して、レプリカ多用した分室みたいなイメージでも。
さらりと通り過ぎるだけじゃなくて、より心に残る滞在になると思います。
または、喫茶店などの場所と営業時間を観光地図に埋め込んだり、一覧を駅や観光場所に掲示しておくのも一手ですね。
お金の話:老後の収入の把握
亀山宿から話が変わって、お金の話です。
老後とは何歳からの事を指すのか分からなくらい60歳以降の人生は長いです。
老後のお金については、心配が尽きないネタですが、まず自分の60歳以降の収入を整理することは、とても大切なことです。
老後は、公的年金、私的年金(保険やiDeCo)、企業年金・退職金など、さまざまな収入源が絡んできます。60歳以降の収入を整理し、自分の老後資金を確認することは、将来への不安払しょくに向けての第一歩! 人生100年時代を迎え、40過ぎていたら、必ずやってほしい大切な確認です。
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次回は、同じ老後の、今度は支出の把握についてお伝えしますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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