青春18きっぷで名古屋から大阪まで日帰り旅。旧桜宮公会堂でのランチと造幣局の工場見学

歴史的建設物でのコース料理と、造幣局本局で大人の社会見学。名古屋から日帰りでこんなに楽しめる、大満喫のルートと費用をご紹介します。

※記載内容は全て2023年9月のものです。

旅程

  • 7:59~11:08 JR名古屋駅~桜の宮駅
  • 11:30~13:15 旧桜宮公会堂でランチ
  • 13:30~15:00 大阪造幣局工場見学
  • ~16:00 大阪駅で買い物
  • 16:00~18:50 JR大阪駅~名古屋駅

名古屋から大阪市の桜の宮駅まで、5本の列車を乗り継いで、移動時間3時間ほどです。

米原までは、大垣乗り継ぎの東海道線で。清須城、岐阜城を車窓から眺めつつ。

米原からは、琵琶湖線で草津まで。途中彦根城が見えました。

そこから京都新快速姫路行きへ乗り換え、途中大阪駅で下車。大阪環状線に乗り換えて、桜の宮駅に到着です。

大川沿いの桜の宮公園を歩いて、レストランに向かいます。歩くこと10分以上、大川の河畔に美しい洋館が見えてきました。

明治天皇記念館として建てられた、日本で最も古い近代建築のひとつだそうです。

旧桜宮公会堂ランチ

この旧明治天皇記念館の中に、レストランがあります。

事前に11時半でネット予約をして、ここで待ち合わせていた友人と合流。

お席のある広間は、クラシカルで重厚な雰囲気です

テーブルごとの距離が広くとってあり、隣のテーブルに人がいるかどうかが気にならないほどの空間です。

高さ5mもある天井からは、シャンデリア。

桜の食前酒(サービス)

公式ホームページから予約したため、サービスでいただきました。お酒が苦手でも飲めそうな、きれいな桜色の、甘めで軽いカクテルです。

今回いただいたのは、フランス料理のハーフコース。メイン料理を、魚と肉のどちらかを選ぶものです。

白いんげんのスープ

冷前菜 とうもろこしのムース

一緒に供されたふんわりしたパンは、オリーブオイルをつけていただきました。

温前菜 ほたてソテートマトソース

メインに選んだ肉料理 ローストポーク

デザート 凍らせたシャーベットっぽいチーズケーキ

どのお料理も、驚くような美味ではないものの、手をかけた調理でそつがなく、丁寧なサービスにも好印象です。

何より、この広く落ち着いた空間で、友人と会話を楽しみながらコース料理を味わえる時間が、有意義で贅沢でした。

食後の飲み物をゆっくりいただいたら、時間は次の予定にちょうど良い13時となりました。

テーブルで会計を済ませ、お手洗いで身支度を整えたら、道を挟んで向かいにある造幣局へ!

造幣局工場見学

お金のうち、コインを作る造幣局は、日本に大阪・広島・埼玉の三つだけだそうです。

本局である大阪の造幣局は、春のさくらの通り抜けが有名ですが、工場見学も行っています。コインを造る工場の見学廊下を、ガイドの方が説明しながら案内していただけるものです。

見学は月~金の平日だけですが、事前に予約をすれば、誰でも無料で見学ツアーに参加できます。

予約サイトにて、13:30開始の会を申し込みました。所要時間は、90分です。

ツアー開始15分前から、門を入った受付で身分証明書を提示しての受付をしてもらいます。

ツアーは、最初に室内でビデオ上映と造幣局の概要説明を受け、その後歩いて工場に移動して見学、最後に造幣博物館を自由見学して終わります。

ビデオの上映前に、オリジナルのクリアファイルに入った造幣局の冊子をいただきました。いい記念になりそうな品です!

ビデオ上映では、2021年(令和3年)から新しくなった500円玉が造られる工程や、造幣局が何を造っているのかなどが、かなり平易に説明されました。

小学生でも分かり易いレベルなのでしょう、専門的な内容が含まれるにも関わらず、脳への負担が全く無く、快適。

500円玉の、周囲のギザギザが一定間隔ではないことや、硬貨のお金以外にも、勲章やメダル、記念コイン貨幣なども造っていることを学びました。

ビデオ上映の後、歩いて工場に移動です。

さくらの通り抜けの小径を通ります。

明治時代のガス燈。

創業当時の照明に使用された、国指定の史跡です。太平洋戦争の空襲での被災を乗り越え、よく保存されていますね。

川を船で荷を運んでいた頃の照明玄関。

メインの工場見学ですが、見学用廊下の向こうに、大型の無機質な機械が並んでいるだけです。

ベルトコンベアーに乗った鋼板が型抜きされ、プレスで模様が刻印され、お金が出来上がっていく様子を見学する様子を想像していたので、かなり拍子抜け。

見ていている機械の内部でそれが行われているようで、静かだし動きは見えません。自動化が進んでいて、工場内に人影もほとんどありません。

その日製造していたのは、500円玉。

材質の異なる内側と外側をそれぞれ作って、はめ込むのですが、その外側部分が型抜きされたものが、じゃらじゃらと出てくるところが、唯一といっていい目視可能な製造工程でした。

撮影自由なのも頷ける(笑)。

出来上がったお金を、きっちり計って復路詰めされた完成品を、ガラス越しに眺める。

500円玉だと、2,000枚の100万円。重さは14.2kg!

工場の見学自体は、様子や雰囲気を感じるだけでしたが、案内を務められたガイドのお二人の話が興味深かったです。

造幣局にお勤めのお二人は、国家公務員だとのこと。

そして、工場内で働いている方は、造幣局に雇われているそうです。公務員て、多種多様なんでしょうね。

工場見学の後は、併設された造幣博物館を自由に見学し、流れ解散です。

この博物館は、工場見学しない場合でも開館時間内に行けば無料で見学できます。予約も不要ですし、休館日はあるものの、こちらだと土日祝でも行けます。

この博物館が、とても興味深かったです。貨幣の歴史や、昔の大判小判がたくさん展示されていて。

2020東京オリンピックのメダルもありました。

造幣局の正門脇にあるショップでは、記念硬貨などを購入することができます。

毎年の記念硬貨セットなんかもあるので、何かの記念の際にはいいかも!

バスで大阪駅まで戻り、名残惜しくも友人とお別れ。

お土産の買い物をしてから、帰路につきました。

楽しく充実した大阪滞在は、あっという間に過ぎました。

お金の話:この日使った費用公開!

この日一日で使ったお金は、以下の通りです。

  • JR(青春18きっぷ):2,410円
  • ランチ(ハーフコース):3,300円
  • バス:210円

合計5,920円

※お土産代含まず

造幣局が無料だったので、贅沢ランチをしたにも関わらず、総額は割と控えめですみました。

JR普通運賃で、名古屋~桜の宮間は3,410円。往復で6,820円です。

それを、青春18きっぷ2,410円だけで往復できたので、4,410円お得でした。

これで、2023年夏の青春18きっぷは使い終わり。

小さな旅をたくさん楽しんだ、大満足の夏でした。

まだまだ行きたいところがたくさんあるので、次は冬の青春18きっぷを利用します!

コメント

  1. 旧桜宮公会堂のランチ、素敵ですね~。
    早速検索しちゃいましたよ(笑)

    造幣局、一度も行ったことないんですよ。
    工場が動いている時に見学に行ってみたいです(^^)/

    • tabisurueiyoushiさん、こんにちは
      ランチは本当に雰囲気良かったです!明治大正期のクラシカルな建物って惹かれますよね。

      造幣局は、工場動いている様子が見えないというか、大型機械が並んでいるのは見えるのですが、なにせ作業状況が目視できるような機械ではなかったんです。

      でも無料ですし、お金について知らない事を色々教えてもらえたし、実際に日本のお金が造られている現場に立ち会えたことに満足しちゃいました(笑)
      機会があれば、ぜひ行ってみてください!

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