名古屋城周辺で、無料で楽しめる、春ならではの絶景。昼と夜と出かけた内容をご紹介します。
※記載内容は2024年4~5月のものです。
藤棚
ひとつめは、名古屋城周辺の藤棚です。
訪れたのは、4月下旬。
名古屋城東門近くの二の丸駐車場から、お堀に沿ってずっ~と藤棚が整備されています。
藤の花の色は白と紫、房が長いものや短いのなど、色々な種類があります。
藤の種類ごとに見ごろの時期がずれるので、長く楽しめるようにとの工夫でしょうか。
この日は、三尺藤が最も花開いていて、他はまだこれから咲きますという状況でした。
見に行った時期は、ちょうどつつじもきれいでした!
特に名城公園側の広場からは、藤棚の奥に天守閣が鎮座しているのが見えて、ステキでした。
さらに、名城公園内の芝生広場にあるオランダ風車周辺は、チューリップも楽しめます。
近くで見ると、もう花びらが落ちていっていたので、チューリップは4月上旬から中旬にきれいだったのでしょうね
平日の名城公園では、芝生で親子がピクニックしてたり、犬の散歩やジョギングをしている年配の方が多くいらっしゃいました。
ホタル
ふたつめは、名古屋城外堀のヒメホタルです。
名古屋城の外堀は、水がない草むらです。
昭和の時代にはここを電車が走っていたんだそうです。それで、今は使われていない堀に下りる階段とか残っているのかも。
以前、名古屋城の外堀で「ここはホタルの生息地」という、古い立て看板を見かけました。
その時は、昔はここにホタルがいたんだな~という程度にしか関心を持たなかったのですが、なんと、今でもいるとのこと!
知り合いから、「昨晩名古屋城の外堀でホタルを見たから、今なら光っているのが見えるよ」と教えてもらったんです。5月中旬のことです。
ホタルの発生時期は、5月中旬から6月中旬。その年の気候などによって前後はあるそうです。
SNSで「今日見た」発信のチェックが一番有効ですよね。
立て看板によると、よく光る時間帯は、夜11時~3時ごろまでとのことですが、待ちきれなくて夜9時半ごろに現地到着しました。
場所は、愛知県の護国神社近くの「本町橋」。電車だと地下鉄丸の内駅が最寄ですし、車だと徒歩圏内に路上駐車が許可されている道路がけっこうあります。
すでに何人か先客がいて、橋の欄干からしきりにお堀の中をのぞいています。私も列に加わり、暗闇に目を凝らすこと数分。
いました!チカチカチカッと、点滅が!
しばらく暗闇を見つめると、また草むらの中でチカチカッと、ほんの数秒点滅が見えます。あっちでも、こっちでも。
こんな光り方するホタルがいるんだ~と驚きです。
これまでホタルの光は、点灯したままふわーっと動き回るタイプしか見たことがありませんでした。
後で調べると、ヒメホタルはこの点滅で光るのが特徴だそうですね。
一応写真撮影にチャレンジしたみたものの、全くの暗闇にしか映りません(笑)。
肉眼で見ると、光は結構強いように感じましたが、カメラに収めるには、あまりに遠くて淡かった。
何人もの人間が橋から暗闇を眺めているので、たまの通行人の方々も一様に足を止めて堀の底をのぞき込んでいましたよ。
なお、ホタル観賞ができる外堀周辺は、暗くて、夜は人通りが非常に少ない場所です。護国神社にも行ってみましたが、こちらもとても暗くて人気がありません。
何が起こっても助けが来ない感じ。
絶対に一人ではなく、複数人で行くべき場所です。
時間が遅くなれば、もっとたくさん光るのでしょうが、夜中までは滞在せず、久屋大通公園に寄り道をして帰ったのでした。
以上、春ならではの名古屋城のお楽しみのご紹介でした。
コメント