名古屋から日帰り長良川鉄道の旅 ~後編~

復路では、終着駅ならではの風景やおいしいグルメ、温泉まで楽しみます。

※記載内容は2023年11月時点のものです。

後半は、長良川鉄道終点北濃駅でのランチと白山神社、ホーム直結の温泉をご紹介します。

旅程

名古屋からの移動含めて、全10時間半の旅です。

<午前>

8時に名古屋駅を出発し、

9時に美濃太田駅で長良川鉄道に乗車。

関駅で下車して関善光寺参拝した後、「ゆら~り眺めて清流列車」に乗車。

12時過ぎに終点北濃駅到着し、鉄道文化遺産の転車台を見学。

<午後>

北濃駅舎でランチ

長良川沿いを歩き、道の駅白山文化の里長滝と長滝白山神社へ。

14時過ぎに白山長滝駅から長良川鉄道に乗車。

みなみ子宝温泉駅で途中下車して露天風呂に入ってから、

18時半に名古屋帰着

前半は、午前中の終点北濃駅の転車台見学まででした。

後半は、午後の旅程をご紹介します。

ランチ(北濃駅)

北濃駅に到着したのが、ちょうどお昼時です。

駅舎で赤いのれんのかかったお店が営業していて、その名も「終着北濃駅」

こちらでお昼ご飯をいただくことにしました。

平日でしたが、入ったのが12時過ぎだったこともあるのか、店内ほぼ満席でした。

みそかつ定食1,000円

これが・・・大正解!

分厚いロース肉のとんかつに、みそだれがたっぷりかかっています。

あまり濃い味噌味は得意ではないのですが、ここのみそだれは、しつこくなくさらっとしています。

白米はふっくら炊きあがっていて、甘くて美味しい。

付け合わせの玉子焼きも煮ものも、一品としてのクオリティが高くて味わい深かったです。

お腹を満たしたところで、天気も良いし、少し歩くことにしました。

隣の白山長滝駅まで1キロちょっとと、近いです。長良川に沿って建物が並び、その前の道路を歩きます。

道の駅白山文化の里長滝

レストランが1軒と、近隣の農産物も揃ったお土産屋が1軒という、小さめの道の駅です。鮎料理が推されていたので、夏場はやっぱりここで鮎食べたい。

旬のしぶ柿がたくさん売られていました。季節柄、干し柿が吊るされている軒先を目にするようになってきましたしね。

買い物を済ませて、満足の足取りでさらに散歩。

道の駅の裏手には、長良川沿いに紅葉が美しい木がありました。

長滝白山神社(白山長滝駅)

道の駅から、さらに数百メートル歩き、道路と線路を渡ったところにあるのが、長滝白山神社です。

雰囲気のある参道は、秋の色合い。人気が全くありません。

拝殿

かつては白山信仰の中心地となって栄えていたそうです。なぜ遠い石川県の山をこの辺りから信仰していたんだろうと不思議に思ったのですが、地図をみると、ここから白山まで直線距離では30キロほどしかないんですね。

長良川鉄道で、かなり遠くまで来たんだな―と実感しました。

石段の上の薬師堂

まだ黄色くなっていませんでしたが、立派なイチョウ!

まだ14時なのに、午後になり太陽が山の向こうにいるので、もう薄暗くなってきました。

14時8分、白山長滝駅から本日3本目の長良川鉄道に乗ります。

この列車も、1日2本ある「ゆら~り眺めて清流列車」の2号車だったのですが、車窓の景色を楽しむことなく、ぐっすり寝ちゃってました(笑)。

温泉(みなみ子宝温泉駅)

みなみ子宝温泉駅に到着したのは、15時35分。

列車降りる時に、運転士から割引券を受け取ります。「温泉入りますか?」と声をかけてもらえるので、もらい忘れる心配はありません。

駅のホームには、温泉の入り口!

自動ドア開けると、そこは温泉施設。瞬間移動した感覚で、靴を脱いで館内に足を踏み入れます。

温泉は、通常大人700円のところ、長良川鉄道の乗客は割引で300円になります!

次の列車まで、長良川沿いの露天風呂を堪能しました。

露天風呂の温度はぬるめで、長風呂に適していました。川沿いにあるのですが、衝立があるので川の眺望はありません。でも、お庭が広めだし周りに建物が無いので、空が広くて開放的です。

お風呂上りは、無料の休憩スペースでくつろぎながら、次の列車を待ちました。

さすが温泉、体がほかほかする状態が持続します。

駅のホームに出る自動ドアの上には、次の列車の時間を知らせてくれる信号機が設置されています。

この信号が赤になると、あと5分で次の列車がくるので靴を履いてホームに出る。なかなか面白いサービスですよね。

みなみ子宝温泉駅16時31発、本日最後の長良川鉄道乗車です。

行きとは違う、夕暮れの風景もいいものですね。

終点の美濃太田駅には、17時25分に到着。

ここから、JRを名鉄を乗り継いて約1時間で名古屋駅に帰着しました。

お金の話:この日の旅の費用は?

かなり遠くまで出かけた一日、旅の費用はいくらかかったのかを振り返ります。

まず、欠かせない移動費が、4,360円

名鉄名古屋~JR美濃太田 (620円+210円)×往復=1,660円

長良川鉄道1日フリー切符 2,700円

これに、温泉300円を足すと4,660円です。

あとは人によって異なりますが、昼食などの飲食費とお土産代ですね。

ちなみに、長良川鉄道は一日フリー切符を買ったので、2,700円で気にせず好きなだけ乗りましたが、

普通運賃で乗車した場合の金額は以下の通りです。

美濃太田~関 470円

関~北濃 1,620円

白山長滝~みなみ子宝温泉 1,270円

みなみ子宝温泉~美濃太田 1,050円

合計 4,410円

1,710円お得でした。

長良川鉄道の沿線の見どころには、人気の郡上八幡や美濃市の宿場町、関の刃物会館など、まだまだたくさんあります。

今回は秋旅でしたが、四季折々の景色の変化が楽しめそうで、きっと何度乗っても飽きることがないと思います。

ぜひまた、季節を変えて、長良川鉄道の旅に出かけたいです!

「名古屋から日帰り長良川鉄道の旅 ~前編~」もぜひご覧ください。

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