名古屋 東別院の朝市は月4回。御坊縁日「一如さん」と「暮らしの朝市」に一か月通ってみた!

東別院では月に4回、それぞれ異なるテーマで開催される朝市があります

毎月12日の「一如さん」は、昔ながらのお寺の朝市という感じで、毎月8の付く日の「暮らしの朝市」は、お寺の朝市が時代に合わせて変化している新しい朝市、という感じです。

東別院

名古屋市中区にある東別院(ひがしべついん)は、京都の東本願寺を本山とする大きなお寺です。

名古屋地下鉄名城線の東別院駅を出て、表参道を歩いて5分のところにあります。

江戸時代の1690年からあるお寺だそうですが、1945年3月の名古屋空襲でほとんどが焼失し、現在の本堂は1962(昭和37)年に再建されたものだそうです。

正面から山門の様子

空襲の罹災を免れた、現存する最古の木造建造物は、登録有形文化財の東門。

建立年代は不詳ながらも、江戸時代後期からのものだと思われるそうです。

境内地には、織田信長の父信秀の居城であった古渡城の旧跡の碑があります。信長もこの地で元服の式を挙げたと伝えられているそうです、さすが名古屋!

その周辺には小さい梅林。

梅の季節は、朝市ついでにお花見も楽しめます。

御坊縁日「一如さん」毎月12日

名古屋別院の開基である一如上人の命日にちなんで、毎月12日開かれる朝市です。

2024年2月12日(祝)

祝日だったこともあり、山門から本堂まで、この賑わい!

境内には野菜、果物、植木、陶器、衣料品などの露店が軒を並べます。

山盛りの野菜をどれも数百円で売る八百屋さん

知多半島から来る魚屋さん

昔ながらの大きな音を出す機会を使ったポン菓子やさん

などなど、昔からの馴染みのお店、という雰囲気の店舗がほとんどです。

こんにゃくの専門店では、丸こんにゃくや板こんにゃくがずらり。

青のりこんにゃくや板こんにゃくが籠盛りになって600円。昔ながらの手作りでお刺身でも食べられるということで、買っちゃいました。

漬物やさんとか

ちょっと甘いものとおだんごや五平餅も。

客層は比較的年齢層が高めで、ご近所に住む人が集まっている、というような感じでした。

昔からお寺がたくさんの人が集う賑やかな場所だった頃からの延長なのかなと感じます

露店の出店時間は、9時~15時とお寺のHPに記載がありましたが、実際は昼過ぎには閉店するお店があるので、午前中に行くべきですね。

暮らしの朝市 毎月8・18・28日

毎月3回、10時~14時の開催です。

御坊縁日一如さんとは雰囲気が異なり、現代的なお店がメイン。

手作りのパン屋お菓子、雑貨などを販売するお店も多いです。

楽しいので全8の日をコンプリートしようと、一か月通いました。

2024年2月8日(木)

オーガニックをキーワードとした出店者さんが集まる日

キッチンカーを含むたくさんのお店が、山門の外まで並びます。

オシャレな小物やハンドメイドのアクセサリーなどのテントがずらり。

このは平日だったのですが、行列のできているお店がいくつもありました。

そのうちの一つに並んでみると、行列の先には食器やさん

安いので思わず衝動買い。小鉢が380円、お皿が450円、5点で2,040円です!

暮らしの朝市が、12日の一如さんの縁日と大きく違うのが客層。圧倒的に若い人たちが多いです。

お寺に若い人たちが集まる機会ってそんなにないのではないかと思います。

2月18日(日)

新しい出会いを求めて先鋭的で個性溢れるお店が集う日

この日は、曇り空でした。日曜だけど前回より人手が少ないように感じたのは、天気のせいもあるのでしょうか。

暮らしの朝市は、普段は何もないお寺の境内全体にたくさんのお店が立ち並んでいる様子がおもしろい。

広~い本堂へも無料で入れるので、途中参拝がてら、ちゃっかり休憩もできます。

この日も、クラフトのお店が多く出店していました。

毎回キッチンカーも充実していて、椅子の設置もたくさんあるので、ランチを挟むのにも適しています。

境内の梅の花も咲き進んでいました。

お店の人同士の会話や、相互でお買い物されている様子などもあり、出展者の方たちの新しいコミュニティができることもメリットなのでしょうね。

2月28日(水)

人気のキッチンカーや行列必須のお店など、安定感のある老舗のお店がずらりの日

一か月に4回の朝市、2月最後の回は28日。晴れでした。

平日にも関わらず、10時の開始前から、山門沿いに長い行列。

並んだ先には、瀬戸市から来ているお豆腐屋さんがありました。

本店は、やはり行列ができる人気店だそうです。

いくつか買ってみましたが、どれも美味しかったです。

一番人気の「すくい豆腐」は、この時一丁420円。いいお値段ですが、教わった通り湯せんで温やっこにしていただくと、ものすごくおいしい!濃厚な大豆の甘みと滑らかな舌触りで、そのままで味わって満足のお豆腐でした。

この日のひと時だけなのに、本当にたくさんのテントが集合していて賑やか。

会場内に設置された店の配置図によると、出店数は145もありました!

都合がつけば、何度でも通いたい市場です。

なお、市場の日々は、無料の広い参拝者駐車場はほぼ満車ですのでご注意ください

以上、元添乗員の旅とごはんとお金の話でした。

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