個人投資家に人気の株主優待。投資信託の組み入れ銘柄としてなど、金融機関が保有している場合の取り扱いも解説します。
KDDI優待概要
KDDIの優待カタログは、3月末に保有している株数と保有期間によって、選べる商品が変わります。
今回ご紹介するのは、基準日に100株以上999株未満を5年未満保有していた株主が対象の、3,000円相当の品48種類から選んだ商品です。
今回の商品以外にも、カタログからどのような商品を選べるかなど、詳しく説明した投稿はこちらです
優待品の詳細
今回選択したのが、こちら
三元豚太郎 焼肉用2種盛り
届いたのは、冷凍便です。
段ボールに、保冷バッグで入っていて、夏でも安心です。
中身を取り出してみると、大きな豚肉のトレー真空パックが二つです。
1つが400gなので、合計800gも入っていました!
豚ロース 400g
ロースは、きめが細かくて柔らかい肉質とのこと。
豚肉の産地は、メキシコ。
賞味期限は約半年です。
豚バラ 400g
旨みたっぷりのジューシーなバラとのこと。
こちらもメキシコ産で、賞味期限は半年くらい。
使いやすい大きさにカットしてあるので、このまま解凍して焼肉にできそうです。
想定よりたっぷりのお肉をいただきました!
次回以降の参考のためにも、食べた感想や味の詳細については、また別途記事を書ければと思います。
商品到着までのスケジュール
- 権利確定 2023/3/31
- 株主優待カタログ到着 6/13
- 申込日 8/22(Web申込)
- 商品到着 8/29
希望日指定ができない商品でしたが、Web申込から1週間で商品が到着しました。
実は、申し込みをした直後に、KDDIの株主優待事務局から「株主優待カタログギフトご希望商品のお申し込みのお願い」というハガキを受け取りました。
文面は、申込期日が迫っている事、まだ申し込みがされていない事、申し込みが無かった場合の寄付対応など、留意事項などが記載されたものです。
私の今回の場合は、ちょうど入れ違いで申し込み済みでしたが、こうして商品指定をしていない株主へのフォローをされていることを初めて知りました。
事務局としては、早いうちに申込が完了すると、管理事務が減って良いのでしょうね。
こちらの都合で、申し込みをのんびりしていたことを申し訳なく思ってしまいました。
お金の話:投資信託などが持つ株主優待の取り扱い舞台裏
株主優待は、個人投資家が受け取ることを前提とすると気づきにくいのですが、法人が株を保有していると、もらう優待品どうする?問題があります。
例えば、投資信託(投信)。
投信は、たくさんの人からお金を集めて、大きな金額にしたものを、あちこちに投資して運用するものです。
日本株を運用対象としている投信だと、当然運用先の株の中にはKDDIのような株主優待を実施している会社もあります。
四季報等を見ていると、多くの上場企業の大株主の中に、「株式会社日本カストディ銀行(信託口)」とか、「日本マスタートラスト信託銀行(信託口)」とかいう信託銀行や証券会社などの金融機関があります。
KDDIの大株主にも、「〇〇(信託口)」が2社が含まれています。
この(信託口)というのは、銀行が自分の会社のお金で株を保有しているのではありません。預かっている信託財産が株を保有しているので、名義が(信託口)になっています。
では、投信のように多数の人からお金を集めて株を買う際、株主優待は誰に送られるか?というと、その名義人である信託銀行(信託口)に送られます。
何百何千もの会社の株を持つ金融会社には、株主優待品がじゃんじゃん届きます。時期的には倉庫が必要になるほど(笑)。
で、それをどうするかというと、証券会社で自社のお金で株を保有している場合は、社員抽選を行ったりしていました。
でも、信託口の場合は、人から預かっているお金によってもらう優待品を手元で消費するわけにもいかないので、福祉施設などに寄付したりしていました。
どちらも、私が金融機関に勤めていた何年も前の話の、一例ではありますが。
信託口の優待取り扱いもする部署の人からすると、株主優待は、業務が増えるちょっと面倒な制度なのかもしれません。
以上、KDDIの 2023年株主優待でもらったもののご紹介でした。
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