J.フロント リテイリング(銘柄コード3086)の株主優待でもらえる優待カードの特典は・・・
※記載内容は2024年5月時点のものです。
業種・株価・配当金
業種
J.フロント リテイリングは、百貨店の大丸・松坂屋や、パルコなどを傘下に持つ持株会社です。
業種は小売業。社名からは、傘下の百貨店の名前が全く連想できません。
株価
2024年2月末の株価 1,485.5円
参考)前年同日の株価 1,264円
配当金
2024年2月期 1株当たりの期末配当金 20円
この会社の配当は、年2回。
中間配当が16円だったので、年間配当金は1株当たり36円。前年と比べて5円増配でした。
年間配当金の1株当たり 36 円とは、コロナ禍前の 2019年度と同水準です。コロナ禍からの復活ですね!
2024年2月末の株価で計算すると、年間の配当利回りは、2.42%です
権利確定から優待カード到着までのスケジュール
権利確定は、2月末日と8月末日の2回です。
今回の2月末分のスケジュールは、以下の通りでした。
- 権利確定 2024/2月末
- 株主優待カード到着 5月中旬
1年に一度更新発行される優待カードは、有効期限が毎年5月31日まで。旧カードの有効期限内であっても、新カードが届き次第、新しい方のカードが使えます。
毎年のカード発行ではなく、1枚のカードを継続利用できるようにならないものか、といつも思います。
コロワイドグループなど、最初に発行した株主カードに権利確定ごとにポイントが付与される仕組みになっています。
システム導入の初期費用は必要ですが、長期的には、費用も環境負担も軽くなるのではないでしょうか。
優待内容
「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」の特典は、大きく二つです。
カードは、名義人の家族でも利用できます。
1)大丸・松坂屋での買い物が10%OFF
保有株数によって、年間の利用限度額が変わります。
保有株数と利用限度額(税込)
- 100株以上 50万円※
- 500株以上 100万円
- 1,000株以上 200万円
・・・と、この後も限度額がUPしていきます。
また、長期保有優待があり、3年以上持っていると、利用できる限度額が100万円増えます。
※100株だけでも、3年以上保有すると、利用限度が150万円になる
ただし、10%OFFになると、支払い方法が原則現金払いのみになります。
現金以外では、クレジットカードは大丸松坂屋カードはOK、商品券も利用可能なものがあります。
QRコード決済、他社のクレジットカード、交通系IC等電子マネーは、一切使えません。
決済方法に応じて割引率変えてもいいから、使えるようにしてもらいたいです!
なお、2023年6月からは、レストランや喫茶店も割引対象となっています。2024年からは、DEPACO(コスメのオンラインストア)でも利用できるようになりました。
2)大丸・松坂屋・パルコで開催の催事が無料
全ての催事ではないものの、有料文化催事の多くが無料となります。
回数制限は無く、同伴者も1名無料になります。
せっかくの特典なので、優待カード送付資料の中に、対象となる有料の催事が、いつどんな内容で行われる予定か、一覧を同封してもらえると嬉しいです。
(何年か前の案内には記載がありました)
大丸・松坂屋で10%の買い物割引は、旅先でお土産や、プレゼントなど、百貨店で買い物する際に重宝しています。
レストランや喫茶も、いいお店が入っているので、割引となるのは嬉しい。催事に行ったついでに、館内のカフェでお茶したりする頻度が増えました。
お金の話:松坂屋名古屋店の有料催事
優待カードで無料入場ができる催事に、どんなものがあって一般料金がいくらなのか、2024年のこれまでに足を運んだものをご紹介します。
いずれも、松坂屋名古屋店の松坂屋美術館で開催された展覧会です。
1)ミュシャ展
2023/12/9~2024/1/21
入館料1,200円
花と女性を組み合わせた女神みたいな絵が有名ですよね
良く知られたポスター作品がたくさん展示されていましたが、
ミュシャは色々なもののデザインをしていたということで、香水のパッケージや本の挿絵、時計やブローチも展示してありました。
驚いたのは、ミュシャが、証券のための図柄もデザインしていたということ
これは、雑誌社パリ=フランスの有価証券だそうです。右側は配当のクーポンでしょうか?
多種多様なミュシャ作品が楽しめたので、この展示会には複数回行きました。何度入場しても無料というのは嬉しい特典です。
2)西田俊英展
2024/2/10~3/3
入館料 800円
「不死鳥」という巨大な日本画がメインの展示。全長約70mにもなるスケールに圧倒されました。
屋久島の原生林とか、そこに住む妖精のような生き物とか、一部だけでも見入ってしまう大作でした。
無料だから入ってみよう、で触れることのできた作品でした。
3)新・山本二三展
2024/3/9~4/7
入館料1,200円
いくつものジブリ映画で美術監督を務めた方です。
美術館外に、等身大の細田守監督の『時をかける少女』の背景画が飾ってありました。この大きさで見ても細部に手抜きが無い・・・。
チラシには、ジブリの『もののけ姫』の背景画が使われています。
『天空の城ラピュタ』とか新海誠監督の『天気の子』など、見たことのある映画の手書き背景画が多く展示されていました。
他にも、映画を製作している途中の美術設定やイメージ画などが展示・紹介されていて、背景美術の複雑さや技術力の高さを知れる内容でした。
山本二三さんは、残念なことに2023年に亡くなっていますが、こんな素晴らしい作品たちを残してくれたことに感謝です。
松坂屋名古屋店の松坂屋美術館では、現在は「絵本作家 谷口智則展」(2024/4/27~2024/6/2)一般1,000円、その後の初夏には、「さくらももこ展」一般1,200円、が予定されています。
これらすべて、株主優待のカードで無料で入場しています。教養娯楽費が節約できることはもちろん、新しいジャンルの美術に触れることもできて、心の栄養になっています!
以上、Jフロントリテイリング2024年株主優待のご紹介でした。
コメント
千葉県なので遠すぎて行けない東京、千葉では対象がないのか クレジットキャッシュレスはVISA MASTER JCBくらいは使えないと買い物できない 名義人が行けなかった場合同伴者がカードを持っていき利用できるのかその時二人目も使えるのか 詳しいこと分からないのでまとめてサイトまたは問い合わせ先欲しいですね
本当に、大丸松坂屋に限ったことではないですが、対象の店舗が生活圏に無いと、株主優待があっても使いにくいですよね。
ちなみに、Jフロントリテイリング社の場合は、名義人が行けない場合、名義人ではないカード持参者と更に同伴の二人目という入場も経験済みです。
名義人不在でも、二人が催事の入場可能でした!
あと、同日に2回の入場も、OKでした。利用回数制限が無いのも、便利ですー。