新緑の瑠璃光院は、ハッとする美しさ。
京都の八瀬にある「瑠璃光院」へ行ってきました。
アクセスと観光情報、行って分かった瑠璃光院の楽しみ方をご紹介します。
瑠璃光院までのアクセス
瑠璃光院は、穏やかな渓谷にある、美しいお寺です。
地下鉄・叡山電鉄・バスと3通りの行き方があります。
地下鉄の場合は、国際会館駅まで行って、そこから少しバスに乗るか、2.5㎞歩くかのどちらか。国際会館駅から、瑠璃光院方面へのバスは、多くて1時間に2本だけなので、バスへの乗り継ぎが悪い場合は、健脚な人はバスを待っても歩いても時間は変わらないくらいです。特に帰りは下りで楽です。
叡山電鉄の場合は、八瀬比叡山口駅から400mで瑠璃光院です。電車は1時間に4本程度なので、叡山電鉄の始発駅である出町柳までアクセスしやすい場合は、こちらの方をお勧めします。出町柳駅まで、私鉄の京阪だけじゃなくて、地下鉄もつながれば、京都駅から行きやすいんですがねぇ。
京都駅からバス一本でも行けます。乗るのは17系統の大原行。バスは1時間に2本だけで、街中の交通渋滞でとても時間がかかる可能性がありますが、一番簡単な方法ではあります。
私は今回用事があって二条城の近くにいたので、地下鉄を使って行きました。
- 地下鉄 東西線2条~烏丸線国際会館 290円 23分(乗り換え含む)
- バス 国際会館駅前~八瀬駅前 230円 6分
バスが1時間に数本しかないので、国際会館駅から歩くことも視野に入れて向かったのですが、幸い国際会館駅前からのバスがすぐ来たので、乗れました。
瑠璃光院拝観
瑠璃光院の入り口。
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目の前は、車が1台通れるだけの狭い道路なので、車に注意です。
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入り口くぐったところが、受付で、そこで拝観料を納めます。
拝観料 2,000円
受付から階段を上がっていく両側の、岩や地面が苔に覆われた様子が、もう美しい。
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山露地の庭、というそうです。
そのまま進むと、数寄屋造りの建物が見えてきます。池にかかる石橋を渡ると、すぐが玄関。
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玄関で靴を脱ぎ、備え付けのビニール袋に入れて持ち歩きます。さらに、パンフレットなどが入ったビニール袋を手渡されます。
すでに持っている自分の荷物と、二つのビニール袋、正直邪魔です。
ここでポイントが一つ。
瑠璃光院では、部屋を移動して、立ったり座ったりを繰り返してお庭を眺めるため、持ち物の点数が多いと、落ち着きません。大きめのエコバッグにひとつにまとめると、格段に楽になるため、持参をお勧めします。
まずは2階の書院へ。
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まず目に飛び込んでくるのがこれです。ハッとする美しさとはこのこと。
書院は周りを黒光りするほど磨き上げられた廊下が囲っています。瑠璃の庭が一望できます。
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ここに置かれた黒のテーブルに、庭の木々の新緑が鏡のように映されます。
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パンフレットなどが入ったビニール袋には、写経用紙も入っていました。書院の隣には、写経部屋が設けられていて、鮮やかな緑を眺め、風を感じながら、写経ができるようになっています。
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ここもポイント。写経をする時間がとれるよう、余裕のあるスケジュールでぜひ。
1階に下ると、八瀬の釜風呂があります。
飛鳥時代に起こった「壬申の乱」で、戦に勝った大海人皇子が傷を癒されたという釜風呂を、再現したものだそうです。
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ご本尊の阿弥陀如来様を拝し、臥龍の庭を拝見。
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廊下を磨き上げ続けると、こんなふうに庭の緑が映えるのですね。
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庭には出ることはできません。また玄関から外にでて、池に流れる小さな滝を眺めて、ちょっと余韻に浸る。
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なお、瑠璃光院の拝観券には、隣接する「ルイ・イカール美術館」の入館券も付いていました。なぜフランスの画家の作品?パリと京都の姉妹都市提携が関係しているそうですが。
ここで、三つ目のポイント。
このルイ・イカール美術館は、瑠璃光院の拝観期間しか開館しないレアな場所です。せっかくの機会なので、瑠璃光院での写経に加えて、こちらの美術館に入る時間もあると良いです。所要時間は、興味の度合いによりますが、ミュージアムショップも含めて20分くらいが妥当かと。
お金の話
<拝観料>
拝観料 2,000円
一か寺だけの拝観料にしては、高いです。
期間限定であるし、広い庭と大きな数寄屋造りの建物の維持管理にかかる費用を捻出するには、必要という事なのでしょう。
下記三つが含まれることと、美しさを五感で感じていい時間を過ごせたので、値段は高くても満足できました。
含まれるもの
- 瑠璃光院拝観
- ルイ・イカール美術館入館
- 写経体験
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<交通費>
2条城付近から、瑠璃光院一か所だけを、公共交通機関で行った場合の通常の交通費は、こちらです。
交通費 1,040円 (地下鉄2回・バス2回)
もう1回でも地下鉄・バスに乗ることがあれば、1,100円を超えます。
京都の地下鉄とバスの1日券は、1,100円です。
一日フリーパスなので、京都観光の場合は、断然この「地下鉄・バス1日券」がお得です!
以上、京都の瑠璃光院の訪問記でした。
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