近江富士(三上山)は、標高低めですが、なかなかハードな登山でした

離れたところから形の美しい山があるなと眺めていた三上山に、初めて登頂しました。

※記載内容は2024年5月のものです。

アクセス

三上山は、滋賀県野洲市、琵琶湖の東にある神の山です。

JR野洲駅から2.5㎞。歩くと30分、バスで10分

私は車で行きました。駐車場は、御上神社で無料です。

御上神社

御上神社は、通称「近江富士」と呼ばれる「三上山」を祀る神社です。

古事記にも登場するほど由緒ある神社だそうです。

楼門

この2階建ての門の、頭でっかちの屋根がかっこよかった!

国宝の本殿は、はっきりした年代は分からないものの、鎌倉時代後期に作られたと推定されると看板に。

檜皮の屋根に漆喰壁の、風情ある社殿です。

三上山維持管理のため、入山初穂料を神社の社務所に収めてくださいとのこと。

1人500円です。

三上山登拝と日付を押印した「道中安全」の木の板(?)をもらいました。境内で伐採した檜を使って作られたものとのことです。

旅の記念にはなりますが、紙と違って貼り付けもできないので、いつも後々の取り扱いに迷います。

三上山登山

三上山は、高さ432m。頂上に御上神社の奥宮がある神宿る山です。

登山ルートはいくつかありますが、登りは裏登山道、山頂からの下りは表登山道を選びました。

裏登山道は、入り口の案内板に、距離が1.3kmと表示されています。楽勝では!?とここでは思ってました。

イノシシ注意の張り紙。対策のために、登山道入り口には開閉扉の付いた柵があります。

軽く昼ご飯を済ませてからの12時半、一人500mlの飲み物とチョコレートを持って出発。

裏登山道は、整備された道ではなく、大きな石と、太く張り出した木の根の間を抜けながら歩く山道です。

大人の膝位の高さの石も、何度も上りました。

標高が高くないのと、ネットで初心者でも楽しめるとあったのとで、スニーカーで行ってしまったのですが、靴底がしっかりめのを履いていて正解でした。岩で滑るようなスニーカーでは危ないです。

休日だったこともあり、登山客はけっこういて、半数は登山靴に手袋、ストックといった装備をちゃんとしていらっしゃいました。

途中、鳥居と小さな祠を通り過ぎました。

山頂付近になると、斜面が急になります!腰の高さの岩を連続してよじ登って進むような状況で、手すりがある場所もあるものの、基本は両手と両足をフルに使って登って行きます。

これは・・・思っていたより、ずっとしんどい!

それでも、小学校上がる前くらいの年齢のお子さんたちを連れたファミリーもたくさん登っていらっしゃいました。

途中何度か休憩して、登ること約1時間。

全然楽勝ではなかったけれど、山頂展望台に到着しました!

この展望所も、柵も何もない巨岩の上なので、足元注意しつつ、景色を楽しみます。

右奥には、琵琶湖の南側も見えていました。

山頂に御上神社の奥宮。お参りして振り返ると、鳥居の向こうに下界が見えました。

山頂に広い場所は無く、ベンチが2本ある小さな広場があるだけ。大人10人もいたらぎゅうぎゅうなサイズなので、山頂でお弁当にする予定にしなくてよかったです。

下りは、表登山道を通りました。

こちらのほうが、裏より難易度が高い、巨岩だらけ!

特に山頂からしばらくは、1~2メートルの大きさの岩を下っていきます。

写真、大きさ比較できるものと一緒に写さなかったのは失敗ですが、2メートルサイズの岩をいくつも下ってきたところです。

岩のくぼみに片足をかけて、手で体を支えつつ、もう片方の足を更に下のくぼみにひっかける、みたいな方法なんですが、想像いただけるでしょうか。

登ってくる人とすれ違うのも一苦労。それでも、小さいお子さんが体を使って、ロッククライミングみたいな状況で頑張っていました。楽しそう~。

ただ、大変なのは山頂付近だけです。

少し下ったところにある「割岩」からも、いい景色を眺めることができました。

山頂からは湖南が見えましたが、ここからは湖北の方角が見えます。

遠くからも、この三上山が見えるということですね。

ハードな岩場を経験した後だと、多少の石や木の根は、もはや平坦に近いくらい簡単に歩けるように感じました(笑)。

下りは50分くらいで戻ってきました。

終わってみると、全部で2時間半の登山でした。

時間的には余裕あるスケジュールが組めますし、ちょっとした冒険ができて楽しい山ですね。運動不足の体には結構響きましたが・・・。

近江牛の焼肉

下山後の食事は、八日市まで移動して、焼肉!

「遊月」という焼肉店で近江牛をいただきました。

色々な部位を食べられる盛り合わせや、

タン塩

数量限定の近江牛のナントカという部位(笑)

さすが日本三大和牛に数えられる近江牛、たっぷりの旨みが口いっぱいに広がります!!

生ビールに野菜たち、ニンニクなどと共に、モリモリ食べました。

この他、レバーは焼き加減が難しくて、パサっとしてしまったのですが、他のお肉は全部とろけるような美味しさでした!

とても楽しい一日でした!

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