二条城内の非公開茶室でいただく、特別な朝ごはんに行ってきました！

京都の世界遺産、二条城の広～い敷地内にあるお茶室で、期間限定・完全予約制の特別朝食体験レポ。

旅程

• 二条城開門　8:45
• 朝食　9:05～9:40
• 二条城観光　9:40～10:40

二条城の門前には、8:45に到着しましたが、その時点で10人以上がチケット売り場で行列になっていました。

暑い中、誘導のおじさんの活躍で、待ち時間は数分ですみました。

売り場に並んでいるのは、半数以上が外国人。京都＆日本100名城ということで、やっぱり大人気なんですね。

朝食会場と献立

朝食会場の茶室「香雲亭」まで、ゆっくり歩いて10分弱。日影が無く非常に暑いので、日傘か帽子は必需品です。

こちらが朝食会場の建物。庭園の奥に優雅な佇まい

普段は拝観できず、雨戸も閉まって内部も見えないようになっているとのこと。

敷地の入り口には、予約者以外立ち入り禁止の小さな立て札がありました。

建物には靴を脱いで上がり、入ったところでお支払いをします。

外が激暑なので、クーラーのよくきいた室内には、ホッとしました。

席が決まっていて、案内されたのは、今年新調したというガラス戸に接した席。前庭が広く、人の視線が一切ありません。

昨年までは雪見障子だったので、庭を眺めながらの食事ではなかったそうです。

いい年に来たー！

いただくのは、京料理いそべさんの、京のゆば粥御膳です。

朝ごはん開催中の夏の間に、「季節の一品」が、何度か内容が変わるそうです。7/15～7/31は、旬の鱧おとしでした。

鱧が肉厚でリッチな食べ応え、水っぽさを感じないのはさすが。

梅肉ソースは酸味がまろやかで、とってもおいしかったです。

黒塗りの美しいお重の中、手前のお料理。

写真左の籠盛には、

• ゆば揚げ浸し
• 小芋香煎揚げ
• 茄子うす衣揚げ
• えび寿素揚げ
• 茗荷甘酢漬け

写真右の楓小鉢には、

• 出汁巻き玉子
• 幽庵焼き
• 海老旨煮
• 笹麩
• 湯葉真丈
• 小巻ゆば
• 菊南瓜
• 楓麩

どれも上品な味付けで、丁寧に作られているのが分かります。

特に気に入ったのは、籠盛に入っていたゆばの揚げ物です。湯葉を何層にも重ねて成形し、ぎゅっと絞ってから揚げて、だしに浸してあるのかな？ひゃー、おいし！

お重の奥には3品

• ゆば冷やしあん（生麩のようでした）
• 青梅
• ゆばサラダ

鱧とお重のお料理をいただいている間に、建物奥でメインのお粥が温められて。

順番に配膳されました。

ゆば粥

豆乳で炊いたのかと思うくらい、むっちりした食感の、おいしいお粥です。豆の香りと味わいが嬉しくて、一口ごとによぉく噛んで食べました。

残念ながら、おかわりは無し。

香の物も、昆布山椒煮と、京都らしい一品でした。

池の奥には石垣が見えて、こんな風にお城の中でステキな景色を眺めながら、食事が楽しめるなんて、本当に特別な時間です。

涼しい室内で美味しい朝ごはん、まさに五感が喜ぶ体験でした。

定員は40人。電話以外の予約方法が無くて、なかなかつながらず、何度も電話をかけて予約しました。

高いけど、本当に来てよかった！

お料理の提供は仕出しスタイルで、お店の方は急いで片づけてお店に戻り、ランチ営業にとりかかるのだそうです。ご苦労様です！

二条城観光

食後は、二条城を観光。

本丸御殿は工事中で見れませんでしたが、本丸庭園や天守閣の後などを歩きました。

二の丸御殿に久しぶりに上がって、豪華な障壁画を、疲れるまで見学。

あまりに豪華絢爛すぎて、鑑賞するのにすごく労力がいるほどです。

2時間くらいかけて見学するところを、暑さもあり、1時間ほどでギブアップしました。

お金の話：二条城の朝ごはんにかかる費用

■二条城の入場料 二の丸御殿観覧付き　1,300円

私は久しぶりの二条城だったので、二の丸御殿も見せてもらいましたが、朝食だけで来られた方は、庭だけ（入場料のみ800円）で買われる方もいらっしゃいました。

■朝食　3,700円

合計で、ちょうど5,000円。

安くはないのですが、総合的にそれだけの価値を感じることができました。

温泉旅館の朝風呂＆朝ごはんだけ食べに来た感じ？

この特別プラン、冬は昼食であるそうなので、いつか機会があったら来てみたいです。

以上、大満足の二条城での朝食レビューでした。