太秦映画村のリニューアルされたオープンセットを、お侍さんにご案内いただきました!下部お金の話は「ナスダックって何?」
※記載内容は2024年5月のものです。
旅程
訪れたのは週末です。
京都駅を出発して、移動含めて、全4.5時間の行程でした。
- 移動 JR京都駅~太秦駅 15分
- 東映太秦映画村 2時間半
- ランチ 40分
- 広隆寺 45分
- 移動 嵐電太秦広隆寺前駅~四条大宮 15分
このうち、京都駅を出発して、映画村の散策までを前編でご紹介します。
レゴ®ブロック京都駅ビルモデル
出発地である京都駅では、レゴブロックで作られた京都駅の展示を見てきました。
京都駅ビル開業15周年記念で制作されたそうなので、数年前に25周年も超えた今から、もう10年以上前のものなのですね。
レゴの京都駅ビルモデルがあるのは、東広場。京都劇場がある側の7階です。
ガラスケースに保管された、強大なレゴの作品が展示されています。屋根がある場所ではありますが、屋外スペースでした。
レゴの京都駅の大きさ
- 長さ 4.8m
- 幅 1.0m
- 高さ 0.72m
制作は、チェコで行われたそうです!
ブロックのビルの中を覗き込むと、内部までそれはそれは細かく作りこまれているようなのですが、ガラスケースと、ブロックの外壁に阻まれて、角度的に見えにくいのが難点・・・。
それでも、一部だけをよく見ると、大量のブロックを使って作られているのがよく分かります。
地上階の京都タワー側の入り口
雰囲気づくりに、たくさんの人のブロックを散りばめてもいいかも。
ちょっとレゴで何か作ってみたい気分になりました(笑)。
ちなみに、レゴの京都駅がある東広場からの眺めは、こんな感じです。
さて、その京都駅から、JR山陰本線亀岡方面行に乗って、14分200円。
太秦駅に到着です。
東映太秦映画村
JR太秦駅の改札を出ると、「映画村はこちら」の案内板に沿って歩くこと5分で、迷うことなく入り口に到着です。
こちら側の入り口は、裏口にあたる、撮影所口。普通の住宅街の中に突然入り口があるような場所に思えました。
受付で通行手形を購入します。
通行手形 大人 2,400円
撮影所口から入ると、まず「シネマロード」と呼ばれている、大道具の置き場所となっている道を歩きます。
コロ付きの土壁とか竹塀とかがたくさんありました。
撮影所の建物が並ぶ中を進みます。この日撮影が行われていたのか分かりませんが、いずれにしても撮影所の建物には近づけません。
シネマロードを越えると、急に眼前に江戸の町並みが現れました。
かなり細部までホンモノっぽいというか、本当に建物や店の暖簾・提灯などが、古めかしいというか使い込まれているように汚されています。
このエリアは新しく作られた町並みのセットだそうですが、大道具制作というより、建設ですね。
到着したのが午前9時台だったこともあり、まだ観光客の数が少ない。広々として気持ちいいので、やはり朝一番に入るのがおススメです。
商人街とは別に、貧乏長屋の通りも面白かったです。4Kや16Kの撮影にも応えるように、と細部までこだわりがあるとのことですが、納得。
破れた障子紙のつぎはぎなど、すごいリアルなんです。
背後の電柱が、いちいち消し込み、めんどうじゃなかろうかと、心配になります。
プロの俳優によるガイドツアー
侍の装いの俳優さんが、村内を歩いてご案内下さる無料ガイドツアーに参加しました。
ガイドの方は、大部屋俳優をやっているという、プロの俳優さん。さすがに侍姿が板についていました。
現在映画村は、5年をかけたリニューアルプロジェクトを始めたばかりとのこと。
5年かけて完成させるので、5年後にまた来てくださいと言って笑わせてくれました。
水辺の撮影に使われるという池と、港町のセット、
その池から突然現れる怪獣など、つい写真撮りたくなるスポットが多いのはさすが。
ガイドさん、ここでは「池に落ちる演技だと、手当が付くのだ」とかいう役者ならではの裏話などしながら歩いてくれました。
撮影所の中には一切入らない、20分の短いガイドツアーでしたが、とても楽しかったです。
エヴァンゲリオン京都基地
映画村の中に、アニメに出てくるエヴァンゲリオン初号機の上半身が出現です。
すぐそばをJRが走るので、電車からも見えてました。が、なぜここにエヴァが?というのは謎です。
階段で頭部まで登ることができます。入村料に含まれるので追加料金不要でした。
頭部ではエヴァとのシンクロ率を計測できるコックピット?イスがあり、列を作って順番に試すのですが、アニメをちゃんと見ていないせいで、私には何のことやらわかりませんでした(笑)。
上からの眺めは良かったです!
「ちゃんばら辻指南」ショー
昔の歌舞伎劇場を再現したという芝居小屋「中村座」では、日に何回か無料のショーをやっていました。
そのうちの一つを見に入りました。芝居小屋の中も、撮影に使われるのかもしれません、いい雰囲気!
殺陣を間近で見るのが初めてだったのですが、役者さんたちのキレッキレの動きがすごかった~!
撮影ご自由にどうぞと言われたので自信のほどが伺えましたが、なるほど大迫力で見栄えのするショーでした!
このあと、客席から何人か舞台に上がって殺陣の1シーンを一緒にやってみるというサービスでしたが、そこでの役者さんたちのやりとりが、ユーモア溢れる爆笑もので、参加しない人でも大変楽しめる内容でした。
明治レトロの雰囲気、チンチン電車がかわいい、この奥の東京駅っぽい建物が、映画村の正面出入口です。
村内に飲食店が少しありましたが、週末だったせいか、予約だけで終日満席でした。
この日は晴天で暑かったので、テイクアウトでアイスだけ食べました。
滞在時間は、午前中のみ、約2時間半でした。
有料のアトラクション(お化け屋敷とか迷路など)には、私は興味をひかれなかったのでひとつも参加していないのですが、気になっていた映画村をゆっくり見て回って、充分満足できました!
こういう「おや」というポイントをたくさん写真に撮って、どこにあるでしょう?と探して回るのも楽しそう。
映画やドラマの撮影シーン探しとか、パターンがいくつかあると、リピーター獲得につながるのでは。
お金の話:ナスダックって何?
太秦映画村とは全然関係ありませんが、映画村に行った2024年5月の翌月である2024年6月現在、ナスダックの最高値更新が続いていて、毎日ニュースになっています。
ナスダック指数を基準とする投信も保有しているので、動向を見ています。
そこで、今回は「ナスダックって何?」を簡単にご説明します。
よく「ナスダック」と省略して表現することが多いように感じるのですが、「ナスダック市場」と「ナスダック総合株価指数」のふたつがあります。
「ナスダック市場」は、米国の証券市場の一つです。上場しているのは、ITやハイテク関連の企業が多いです。米国以外の国の企業も上場しています。
そのナスダック市場のことを、「ナスダック」と略すことも多いです。日本でも、東京証券取引所のグロース市場を「東証グロース」と略しますよね。
ただし、最高値更新でニュースになっている方のナスダックは、「ナスダック総合株価指数」です。
ナスダック市場に上場している、3,000以上ある全部の会社の株価は、基準日と比較してどれだけ変動しているか?を表す数値です。
株価そのものではなく、基準日(1971年2月5日)を100としたら、今は?という値動きを表す指数です。
ナスダックの基準日から半世紀以上経ち、当時100だったのが、今は1万7千以上なので、ナスダック市場全体が、ぐ~んと上がってきたことが分かります。
実際の計算は、各会社の時価総額(今の株価×発行済み株数)の加重平均(全体に占める各社の重みを考慮した平均値)を、基準日の時価総額加重平均で割った数値に、×100して出します。
時価総額加重平均型株価指数、と言います。漢字ばっかり(笑)。多くの株価指数は、この方法を採用しています。
「株価」じゃなくて「指数」なんです。その点を知っていると、よく並んで表示されるダウ平均との違いも納得できるのでは。
ということで、次回はダウ平均って何?にします!
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