ぼたんやあじさいといった季節の花が見事なので、花の御寺として有名な長谷寺に、ようやく行けました。
はじめに
11月の秋晴れの日、長谷寺に到着したのは午前11時過ぎです。
長谷寺は山のお寺なので、境内は、緩やかではありますが階段と坂ばかり。長谷寺の入り口手前からも、階段と上り坂しか見えません。
電車で行く場合、長谷寺駅からこの門前までも、1.5kmほどの坂を上っていくことになります。
門前通りには、三輪そうめんの販売と、にゅうめんを提供するお店がずらりと並んでいました。そうめんの発祥の地と言われている三輪地方、長谷寺のある奈良県桜井市にあるんですね。
この狭い道を人も車も行き交います。焼きたての草餅も名物のようで、お店がたくさん。一つ150円その場で熱々を食べられました。食べ歩きにちょうどよかったです。
さて、仁王門の手前に、参拝者用の入山受付があります。
手水舎の苔玉が素敵で、さすが花の御寺!
通常の入山料は500円ですが、ご本尊の特別拝観をやっていたので、セット券を購入。
入山・特別拝観共通券 1,300円
仁王門をくぐると、すぐに長―い登廊が。これぞ長谷寺の名所!圧巻です。
登廊は、途中2回折れ曲がって、本堂へと登っていきます。
曲がり角には座って休めるよう、ベンチが用意されていました。階段が緩やかなので、私は途中休まなければ進めないというほどには感じませんでしたが、ふと見下ろすと、登ってきた道のりを長く感じます。
登り切ったところが鐘楼で、ちょうど12時だったので、お坊さんがお二人、時を知らせるほら貝を、ぶうぶうと吹いておられました。練習中なのか、音が一定に出ず、ほほえましかったです。
本堂の前には、京都清水寺のような舞台があり、五重塔もよく見えるし、本坊を含む下界の見晴らしが素晴らしかったです。
この本堂のご本尊、十一面観世音菩薩様に、触れてお参りができるのが、特別拝観の醍醐味。
本堂の入り口で、お香を手の平にまぶし、観音様とご縁を結ぶ五色線を手首にかけていただいた後、観音様の足元でお参りさせていただけました。近くに行くと、足の親指だけで、手の平くらいの大きさがあるほど、観音様大きかったです。
五色線は、記念にと持ち帰り用の袋を渡されました。持って帰ってから、どうしよう。
本堂からは、奥之院を経由するかどうかでルートが二手に分かれます。開山堂経由で下るか、奥の院まで行って下るか。
入山時に受け取るパンフレットに、参拝ルートは、開山堂経由で約30分、奥之院経由が約40分と記載されています。私は、開山堂経由で下りました。
開山堂から本堂方面に撮った写真。
開山堂から更に下る階段沿いも、秋の色合いでした。
<限定カフェ>
登廊の途中に横にそれる階段があり、月輪院という建物につながっています。季節限定でそこが喫茶室になっていました。普段はお坊さんが使われる建物だそうです。
眺めが良いとのことなので立ち寄ると、開け放たれた窓から紅葉と景色が楽しめる、とても素敵な場所でした! コーヒーと抹茶アイス、どちらもごく普通の味ではありましたが、雰囲気でカバー。
登廊や景色を堪能し、ご本尊と特別拝観で直接お会いして、コーヒー休憩も入れて、境内での滞在時間は2時間でした。
<ランチ>
13時半近かったので、門前の食事土産処で、お昼ご飯をいただきました。
門前にゅうめん定食 1,300円
にゅう麺(又はそうめん)・ごまどうふ・小鉢・松茸ご飯・漬物
さすがにそうめんの本場で食べるにゅうめんは、コシがあって、程よい塩分の中に風味が感じられ、とても美味しかったです!
長谷寺には、近鉄電車を使って、名古屋から日帰りが可能です。
具体的な方法はこちらに記載しましたので、よろしければご参照ください。
以上、長谷寺のご紹介でした。
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