オリックス株式会社(銘柄コード8591)の優待は、カタログから選択と様々な特典のついた株主カードです。
<業種・株価・配当金>
オリックスは、東証の業種分類でいうと「その他金融業」。
リースや保険・不動産など多角的な事業を営んでいて、旅館・ホテルにも携わり、プロ野球チームも持っています。
2022年3月31日の株価 2,447.5円
一年前の21年3月31日が1,868円だったので、ここを単純比較すると、579.5円、30%以上の値上がりです。上がったり下がったりを繰り返しての事なので、デイトレは難しそうですが、長期保有を目的にしている者としては、株価が上がるのは嬉しいものです。
2022年3月期 1株当たりの期末配当金 46.6円
この会社の配当は年2回で、中間配当が39円だったので、年間配当は85.6円。
3月末の株価で計算すると、配当利回りは3.50%です。
<優待内容>
3月末時点で100株以上の株式保有者が、対象者です。
「ふるさと優待」というカタログギフトと、各種割引のある「株主カード」のふたつです。
9月末時点で新たに株主になった人には、12月頃「株主カード」だけ送られるようです。
ふるさと優待
全国各地の、オリックスの取引先から商品が集められたカタログギフトです。
長期保有が優遇されていて、3年経過すると、カタログ商品がレベルアップします。
- 3年以上継続保有の株主 Aコース
- 3年未満保有の株主 Bコース
私はまだ保有2年。来年からのレベルアップを楽しみにしていたので、今回の優待廃止の発表にはがっかりです…。
Bコースの方のカタログの選択母数は、140もありました。とても全ては載せられないのですが、オリックスのHPにはカタログが掲載されています。
株主カード
オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できる、紙のカードです。
ホテルが5%~15%割り引かれたり、レンタカーが30%割り引かれたり。オリックスのシーズン公式ホームゲームの当日券は、優待価格で1,000円くらい安く買えます。
かなり意識しないと、使いどころを忘れてしまうタイプの優待なので、私はこれまでの2年間で、レンタカーを一度だけ優待割引で使っただけです。
<優待廃止>
正式に、株主優待制度の廃止が発表されました。
2024年の3月末時点の株主への優待が最後とのこと。次回の権利確定が2023年3月末、次々回が2024年3月末。その2024年3月末の株保有者に権利を付与して、おしまい、ということです。
各種割引の「株主カード」は2010年から、カタログの「ふるさと優待」は2015年から実施されていたので、カタログギフトのほうは、10年に満たないで廃止になってしまうのですね。
株主への公平な利益還元が理由で、今後は配当等による利益還元に集約されるとのことです。
日本特有の株主優待制度が、批判の対象になるポイントも確かにありますので、理解はできます。
それでも、持っている日本株の株主優待の中でも、トップクラスに内容の良い優待だったので、とても残念です!
<権利確定から商品到着までのスケジュール>
今期の優待スケジュールはこちら
- 権利確定 2022/3/31
- 株主優待カタログ掲載 6/27
- 申込期限 8/31まで
申込方法は、専用はがきかWEBです。
詳細は、会社のHPで確認できます。
株主優待について│オリックス株式会社 (orix.co.jp)
以上、オリックスの2022年株主優待のご紹介でした。
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