オリックス株式会社(証券コード8591)の株主優待カタログ2024をご紹介。
オリックスの優待は今年限りで廃止です
※記載内容は2024年7月時点のものです
業種・株価・配当金
業種
「その他金融業」のオリックス。
リースや保険・不動産など事業は多角的。プロ野球チームも所有していますね。
株価
2024年3月末の株価 3,299円
参考)前年3月末の株価 2,176.5円
1年のこの定点で51%値上がりしています。
配当金
2024年3月期 1株当たりの期末配当金 55.8円
この会社の配当は年2回で、中間配当が42.8円でした。
年間配当は98.6円。
3月末の株価で計算すると、配当利回りは2.99%です。
株価が上昇した分、昨年より配当利回りは下落していますが、配当金自体は、昨年より1株あたり13円増加しています。
権利確定から商品到着までのスケジュール
今期の優待スケジュールはこちら
・権利確定 2024/3/31
・株主優待カタログ到着 7/3
・申込期限 ~8/31
申込方法は、専用はがきかWEB。WEBの場合は、希望日を指定することができます。
優待内容
オリックスの株主優待は、3月末時点で100株以上の株式を保有している全株主が対象でした。
優待内容は、「ふるさと優待」というカタログギフトと、各種割引のある「株主カード」のふたつ。
カタログギフトの方は長期保有が優遇されていて、3年経過すると、商品がレベルアップしていました。
ふるさと優待(カタログギフト)
全国各地の、オリックスの取引先から商品が集められたカタログギフトです。 長期保有が優遇されていて、3年経過すると、カタログ商品がレベルアップ。
3年以上継続保有の株主 Aコース
3年未満保有の株主 Bコース
オリックスの「ふるさと優待」は、2015年からが実施されて、今回2024年で廃止。10年の優待制度でした。
Aコース
144もの商品数から、一つ選びます。
Aコース商品目次の1ページ
北海道から鹿児島までの、全国各地の特産品が並びます。
Aコースは、Bコースと比べて同じ商品でも量が多かったり、鰻や牛肉など値段の高いものが多いです。
Bコース
こちらも96もの商品数から選択できます。
Bコース商品目次の1ページ
食品のほか、防災グッズなんかもあります
冷蔵庫・冷凍庫が空いたら、お肉を頼む予定です!
株主カード(各種割引)
オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できる、紙のカードです。
有効期限は2025年7月31日まで。
「株主カード」の方の優待は、2010年からの実施だったので、15年間での廃止となります。
うけられるサービスは、色々
ホテルが5%~15%割り引かれたり、レンタカーが30%割り引かれたり。野球のオリックスのホームゲーム当日券が優待価格で買えるなどです。
私はほとんど株主カードの優待は使ったことがありません。割引タイプの優待は、株保有前から好んで使っているブランドやサービスじゃないと、利用する機会はなかなか無いものと割り切っています。
お金の話:優待廃止後の利益還元
オリックスは、今回を持って株主優待制度自体を廃止します。
78万を超える数の株主がいる会社なので、中には優待制度を重視して株を買った人もいるのではないでしょうか。
オリックスについては、株主優待の有無に限らず業績が評価されて取引をされている会社ですので、優待が廃止されるからといって株価が下がったりすることはありませんでした。
優待廃止の発表から今まで、市場が上昇傾向にあることもありますが、株価はぐっと上がっています。優待がもらえない上に株価も下がったとか、配当も減ったとかいうことは起きなかったので、優待重視の個人投資家の方々が憂き目ることはありませんでしたね。
とはいえ、株主優待は魅力的ですが、投資をする会社を選ぶ際には、「株主優待が無くてもこの会社の株を買いたいか?」という視点をもつことをおすすめします。
具体的には、業績不振ではないかとか、経営は信用できるか(不正や不評、不祥事の有無)、自分の好きな会社かなどです。
また、株主優待の権利日直前にだけ株価が上昇しているような会社は、優待の有無で株価が上下するので、優待廃止になった場合の影響を考える必要があります。
オリックスについては、今後の利益還元は配当等と明言しているので、まずは今期、どのくらい変化がでるのか注目しています。
以上、2024年のオリックスの株主優待カタログのご紹介でした。
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