【株主優待】JR東日本から電子版株主サービス券の案内が届きました

こんにちは。「元添乗員の、旅とごはんとお金の話」を読んでいただきありがとうございます。

東日本旅客鉄道株式会社(銘柄コード9020)の株主優待は、割引券と各種サービス券です。

※記載内容は2024年7月時点のものです。

業種・株価・配当金

業種

JRは陸運業。東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、首都圏と東日本を地盤としています。

株価

2024年3月31日の株価 2,919円

参考)前年3月末の株価 2,445円※調整前7,335円

※)JR東日本は、2024年4月1日付で、株式分割があって1株→3株となりました。そのため、1株あたりの株価は、分割前の1/3になります。7,335円は昨年の3月末の株価ですが、その時の1株は、現在3株になっているので、7,335円も3で割って、2,445円と調整表記しています。

配当金

2024年3月期 1株当たりの期末配当金 85円

この会社の配当は年2回。

中間配当は55円だったので、年間配当は140円です。

※)株式分割前の株数を基準とした配当金額

3月末の株価で計算すると、配当利回りは1.6%です。

優待品の詳細

今後は、3月末に300株以上保有している株主を対象に、割引券と各種サービス券のセットが発行されます。

株主優待割引券(4割引き)

JR東日本の営業路線内で使える割引券です。

乗車券と特急券、グリーン券も含んだ値段から4割引きしてもらえます。

ただし、一列車に限るので、新幹線で往復しようとすると、片道1枚、往復で2枚が必要となります。

もらえる枚数は、保有株数に応じて増えていきます。2022年から、長期保有に対して追加されるようになりました。

300株以上 1枚(継続保有3年以上で、1枚追加)

400株以上 2枚

600株以上 3枚

700株以上 4枚

900株以上 5枚

1,200株以上 6枚

・・・と、「300,000株以上が500枚」まで、保有株数に応じて割引券の枚数が変わります。

各種サービス券

食事や宿泊の割引、スポーツ、交通その他、色々な割引券がもらえます。

今年から電子版の株主サービス券に変更されたのですが、なぜか既存の紙サービス券のままのものもあります

<電子版サービス券>

  • JRE MALL 500円クーポン 1枚
  • STATION BOOTH1時間無料券 1枚
  • いろり庵きらく・そばいち トッピング無料券 3枚
  • ベックスコーヒーショップ・ベッカーズ ドリンク100円割引券 3枚
  • リラクゼ 料金15%割引券 3枚
  • ホテル宿泊 10%~20%割引券 6枚
  • ホテル内レストラン・バー 10%割引券 3枚
  • 駅レンタカー 30%割引券 3枚

<紙サービス券>

  • 鉄道博物館入館 50%割引券 2枚
  • 東京ステーションギャラリー 入館 50%割引券 2枚
  • GALA 湯沢スキー場 リフト割引券 6枚
  • 西部ホールディングスとのコラボ優待 1枚
  • 東急不動産ホールディングスとのコラボ優待 2種各1枚

紙のサービス券を持ち歩く必要が無くなったのは嬉しい進化です!

従来通り紙のサービス券冊子が欲しい場合は請求することができるようです。

ただし、届くのは9月初旬ごろ予定で、有効期間の延長は無い。次年度以降も毎年手続きが必要とのこと。

どのくらい冊子請求があるのでしょうか。

株主限定イベント

この他、株主限定イベントが4コース開催される案内が入っていました。人数限定の応募型です。

  • 大宮の鉄道博物館ナイトミュージアム
  • 盛岡のSL検修庫見学を含む株主懇談会
  • 越後湯沢の信濃川発電所等特別見学
  • 千葉のジェフユナイテッド市原・千葉サッカー教室&試合観戦

どれも現地集合なので、旅行がてら参加するのが楽しそうなイベントです。私は日時の都合が合わず、応募しませんが、いい取り組みだなーと好感を持っています。

議決権行使ポイント

この他、JR東日本では今年、議決権行使をしたらJRE POINTを1,000ポイント当たりますというオリジナル企画もやっていました。

100人に一人の割合で当選する確率で、受け取るにはJRE POINT会員番号が必要です。まず、会員登録をする必要がありますね。

会員数を増やすことが目的なら、全員にポイント付与する方向の方が効果が高いと思いますが・・・。

商品到着までのスケジュール

今期の優待スケジュールは以下の通りです。

  • 権利確定 2024/3/31
  • 株主優待到着 6/24
  • 有効期間 2024/7/1~2025/6/30

お金の話:株主優待の電子化

今回のJR東日本の株主サービス券は、冊子版から電子版に、半分ですが移行しました。

この他の会社の株主優待も、今年は特に、続々と電子化しているように感じます。

商品のプレゼントから、ECサイトで利用できるクーポンやポイント付与に変更する、という会社からの案内が続々と届きます。

カタログギフトから選んで注文すれば届いていた商品が、WEBページを開かないと選ぶべき商品が見られないというのは、一手間かかります。

それでも、電子化へのメリットは、紙資源の節約になりますし。株主にとっては商品の選択肢が増るし、会社にとっては、自社のサービスを広く知ってもらう糸口になるという点もありますね。

ある会社の、今年の株主総会で、こんな株主質問がありました。

カタログギフトがよかったが、ポイント付与してECサイトでの買い物に変更された。田舎の高齢者は、ネット難民で買い物難民が多いから、改悪だと感じる。ケアをしてほしい。

なるほど、高齢のネット難民は身近にもいます。スマホは持っているものの、電話とラインしか使わない。新たなECサイトに会員登録したり、クレジットカード情報を入力するのはためらわれる。そもそも的確な情報ページにたどり着けない、といった。

そして、買い物難民。便利な土地に住む人はいいけれど、車が無いと店まで行けない地域の住人です。店も、付与されたポイントが使えるような店が無いとか、どこでどうやって使うか分からないとか…それは困ることでしょう。

元々平等ではなかったところではありますが、株主への株主優待が、さらに不平等なものとならないよう、注意が必要だなと考えています。

以上、JR東日本の 2024年株主優待のご紹介でした。

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