JR近江八幡駅を起点に、一日かけて近江八幡を満喫しました。同行者も大満足した一日観光プランをご紹介します。

滋賀県の小京都、近江八幡を訪れました。京都・大阪・名古屋などの都市から日帰り旅ができる距離にある観光地である近江八幡。水郷や古い町並み、琵琶湖の景色など、心躍る場所がふんだんにある素敵な町です。

はじめに

一人じゃないので、たくさん歩くのは避けようと思っていたのですが、見たい・行きたいを余さず回ったため、かなり豪勢なルートとなり、歩数は1万歩を超えました!

<旅程と費用>

  • 9時半 JR近江八幡駅からバスで八幡堀へ 220円
  • 10時~ 八幡山ロープウウェーで山頂へ 往復880円
  • ~15時 町散策とランチ
  • 15時~ 水郷巡り 2,200円
  • 16時半~ ラコリーナ近江八幡 入場無料
  • 18時 八幡堀からJR近江八幡駅へ 220円

合計 3,520円 + 飲食・お土産

<JR近江八幡駅>

JR近江八幡駅は、琵琶湖の東側にあるJR東海道本線の駅です。神戸から東京までつながっているこの路線の中でも、近江八幡は関西や東海の大都市からのアクセスが良くて、観光先に選びやすい位置にあります。

JRに乗ると、京都から35分、大阪から1時間ちょっと、名古屋から1時間半ちょっとで到着します。

近江八幡の駅前は、人通り少なく静かめ。駅前から、バスで、観光の中心地である八幡堀まで。乗車時間は10分もかかりませんでした(渋滞が無かったから)。バスの本数は、日中は一時間に2~3本程です。

距離は2.5キロくらいなので、歩いても行けますが、この後たくさん歩くので、ここは体力温存しておく方向で。

バス料金片道 220円

<八幡山ロープウウェー>

午前中の空気がきれいなうちに、山の上から琵琶湖の景色が見たいので、まずはロープウェーに乗りました。

バス停を八幡堀で下りて、ロープウェー乗り場まで、平坦な道を歩いて5分ほど。

ロープウウェーは、15分間隔で運行していました。

八幡山ロープウウェー 往復880円

ロープウウェー乗車中は、眼下に町を取り巻く水郷も良く見えて、高度と共にテンションも上がります。

山頂駅に到着。この山頂駅から、一周30分ほどの散策コースがあります。階段や未舗装の道が多いので、歩きやすい靴で正解。

八幡山城址といいますが、山頂に今はお城が無く、石垣だけ。代わりに瑞龍寺(ずいりゅうじ)が建っています。豊臣秀次の菩提寺であるこのお寺は、観光資源にと西部鉄道会社が京都から移築したという話を地元の方に聞きました。

そこより、この散策コースの一番の絶景スポットは、「西の丸址」です。

ここからは、日本最大の湖、琵琶湖と対岸の山々、美しい田畑の大パノラマが楽しめます!

山頂には特にカフェなどは無いので、散策を終えたら下るだけ。

<町散策>

有名な八幡堀。近江八幡というと、まずこの場所の写真や映像が流れるところです。琵琶湖の水を引いて、昔は物資を運ぶために使われていたそうです。

古い町並みとして紹介されているのが、八幡堀沿いの石畳の遊歩道と、古い建物が多く残る新町通りと永原町通り。江戸時代に建てられた商家が今でもたくさん残っています。築300年の近江商人のお宅を見学することもできます。

今回訪れたのは9月。残暑がまだまだ厳しい日だったことと、平日のお昼時、人通りはほとんどありません。おかげで、静かな城下町の雰囲気を味わうことができました。

保存地区に指定されていない通りにも、歴史を感じさせる建物が多いのが近江八幡。どこを歩いても楽しめます。

町中には近江牛やクラフトビールのお店など、カフェやレストランが多いので、ランチやお茶の場所には困りませんでした。無料の飲食店MAPが、お店の観光場所あちこち置いてあるので、助かります。

中でも、八幡堀近くの老舗和菓子店「たねや日牟禮乃舎」は、ぜひランチかお茶休憩かのどちらかでおすすめしたい、雰囲気と味の良いお店です。焼きたてのつぶら餅は、とっても美味しかったです!

<水郷巡り>

15時から、水郷巡りの舟に乗りました。近江八幡には水郷巡りの会社がいくつかあります。そのうち「近江八幡和舟観光協同組合」の舟を選びました。定期船が1日2回、10時と15時に出ているので、プランニングしやすいことも決めてでした。

水郷巡り定期船 1人 2,200円

受付で支払いを済ませて、案内される手漕ぎのボートに乗りこみます。乗合ですが、密にならないよう、かなり少人数ごとに乗船させてくれます。私たちは、前の舟の人数の関係で、ちょうど「次の舟で」と言われ、その後たまたま誰も来なかったので、結果二人の貸し切りとなりラッキーでした!

舟は、靴を脱いで、ゴザの上に座るタイプでした。座布団を重ねて高さを出すなど、好きなように座らせていただけました。

ボートは、よしの群生地帯の中をゆっくり進みます。手漕ぎなので、聞こえてくるのは、櫓が水をかき分ける音だけ。心地よい静けさです。

乗船時間は、約90分。手漕ぎなので、風の向きや強さによって前後するそうです。

船頭さんは、櫓をこぎながら、色々な話をしてくれました。水郷では、頻繁に映画や時代劇の撮影が行われるそうです。確かに船から見える風景は自然だけで、じゃまなものが写らない別世界です。

水郷の生態についての説明も豊富で、おかげでたくさん鳥にも出会えました。

季節によって、見ることができる花や鳥は違ってきますが、その移り変わりも大切にされている事が、お話から伝わってきました。

水郷の八幡八幡の、変わらない景色と昔ながらの暮らしぶりを体感できる水後巡りは、値段以上のの価値アリ、です!

<ラコリーナ近江八幡>

水郷巡り発着場所から200mほど先にあるのが、近江八幡と言えば外せない観光地となっている、たねやの「ラコリーナ近江八幡」。広い広い敷地内に、バームクーヘンや和菓子の製造販売と、カフェや売店、パン屋と田んぼがある、公園のようなお店です。

入り口から見ると、広い前庭の向こうに植物の生い茂った大きな屋根があり、建物が植物と一体化して見えます。

建物を通り抜けたところにある中庭には田んぼがあり、敷地を拡大して新たな建物が建設中でした。

ここのカフェで食べられるのが、焼きたてバームクーヘン。前回来た時は、並んで食べたのですが、コスパが悪いように感じたので今回は食べませんでした。

ここは、見学とお菓子のお土産の買い物をする場所に適しています。

ラコリーナ前にもバス停があるので、そこから近江八幡駅まで戻ることもできます。バスの本数少ないのでタイミングが合えば。

<近江八幡の宿泊事情>

日没前からは、八幡堀にライトが灯るので、見に行きました。

宿泊を伴う旅となると、近江八幡の古い町並みには、残念なことにほとんど宿泊施設がありません。近江八幡の駅前にはビジネスホテルがありますが、せっかく泊まるなら、やはり町並みや琵琶湖の見える宿がいいですよね。需要はあるのではと思うのですが、そこまで集客が見込めないのでしょうか・・・。

近江八幡は観光場所が固まっていて坂が無く平坦なので、歩いて巡りやすいです。効率よく一日で見どころを回り、この日の歩数は、1万1,000歩でした。酷暑・極寒を除くと、どの季節でも楽しめる観光地なので、小京都好きの方には、とてもおすすめです。

以上、近江八幡一日観光のご案内でした。

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