J.フロント リテイリング(銘柄コード3086)の株主優待、「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」について。2023年の変更点は、6月から飲食店も割引対象となること!
業種・株価・配当金
業種
J.フロント リテイリングは、大丸松坂屋百貨店やパルコなどを傘下に持つ持株会社です。業種が小売業で、社名から傘下の百貨店等の名前が全く連想できないのは少数派。
株価
2023年2月28日の株価 1,264円
参考)前年同日の株価962円
配当金
2023年2月期 1株当たりの期末配当金 16円
この会社の配当は、年2回。中間配当が15円だったので、年間配当金は1株当たり31円。前年と比べて2円増配でした。
2月末の株価で計算すると、年間の配当利回りは、2.45%です
権利確定から優待カード到着までのスケジュール
権利確定は、2月末日と8月末日の2回です。
2月の権利確定を受けた株主優待制度の通知は、5月中旬に届きました。
1年に一度更新発行される優待カードは、有効期限が毎年5月31日まで。旧カードの有効期限内であっても、新カードが届き次第、新しい方のカードが使えます。
優待内容
優待カードの特典は、大きくふたつです。
1大丸・松坂屋での買い物が10%OFF
保有株数によって、年間の利用限度額が変わります。最少単元である100株以上の場合、利用限度額は、税込みで50万円です。
以降、500株以上の場合100万円、1,000株以上の場合200万円・・・と、限度額がUPしていきます。
また、3年以上持っていると、利用できる限度額が100万円増えます。そのため、100株だけでも、3年以上保有すると、利用限度が150万円になります。
名義人の家族でも利用できます。これ、便利です。
2大丸・松坂屋・パルコで開催の催事が無料
催事については、全ての催事ではないものの、優良な展示会の多くが無料となります。同伴者も1名無料になります。
催事を目的にする客足を狙う、良いアプローチだと思います。
そのため、優待カード送付資料の中に、対象となる有料の催事が、いつどんな内容で行われる予定か、一覧を同封してもらえると嬉しいです。
せっかくの特典なので、幅広く使ってもらって、ファンを定着させるというメリットがあるのではないでしょうか。
優待内容の拡大
この優待カード、昨年2022年6月からは百貨店のオンラインストアでも使えるようになりました。
そして今年2023年6月からは、レストラン・喫茶も優待割引の対象となります。
私は、節約のための株主優待の利用を目的にこの銘柄を保有しているので、優待カードの使い勝手向上には、大注目!さらに期待したいです。
お金の話
大丸・松坂屋で10%の買い物割引は、大きいです。
お土産やプレゼント・食料品等、百貨店で買い物する際は必ず使っています。レストランや喫茶も、いいお店が入っているので、割引となるのは嬉しい。
一つ欠点があるとすると、支払い方法が、現金又は大丸松坂屋カードなどの同社指定のクレジットカードに限られる点。
カード事業の利益や手数料を鑑みると同じ割引を適用しづらいのは当然だとは思います。しかしながら、他社クレジットカード利用の場合でも、使えるようにすべきかと。
ある程度大きな金額となると、現金で支払うという人は少なくなるはず。割引率を低下させて使用可能としてはどうでしょうか。
同社のクレジットカードを持たずない人でも、使えるカードの制限を無くせば、例え割引率が10%より低かったとしても、大丸松坂屋での買い物を選択する人が増えることが期待できると思うのです。
この願いが届きますように!
以上、2023年のJ.フロントリテイリングの株主優待のご紹介でした。
コメント