名古屋の老舗料亭「河文」のかき氷と市営交通資料センター訪問

夏の間だけの、料亭のかき氷プランを知って訪問。おでかけついでに周辺散歩を楽しみました。

※記載内容は2024年9月のものです。

河文

河文のHPで、9月末までの期間限定で完全予約のかき氷があると知って伺いました。

創業は江戸時代で、400年物歴史があるという名古屋市内の料亭、河文。

建物は登録有形文化財だそうで、名古屋の街中にあるのにここだけ雰囲気が違う佇まいです。

暖簾をくぐって入ると、すぐお店の方が出迎えにいらして、靴を履いたままでOKですと、館内に通されました。

今回利用するのは、カウンター席でいただくかき氷プランです。

カウンターのある部屋へは、室内なのに路地を歩くように感じられる廊下を進みます。

カウンター席は、コの字型に10の椅子。広くないのですが、天井が高く抜けていたので、圧迫感はありません。

1日に2回の予約時間が決まっていて、私が予約したのは平日12:30~の回です。その時間には、8人(2人×4組)の予約客が揃っていました。

3種類のかき氷の中から一つ選んで注文を告げて、カウンターの中で、板前さんがひとつづつ丁寧にかき氷を作っていく様子を眺めます。

大きくて気泡の無い澄んだ氷の塊。

氷を削って器に入れて、途中でシロップや具材を乗せ、その上にまた氷を削って成形し、トッピングや飾りを盛り付けていきます。

不慣れと言うのとは違いますが、こぼれ落ちないように注意する手元が真剣さを物語っていました。カウンター越しにみんなからこんなに凝視されたら、やりにくいでしょうね(笑)

いただいたのは、次の2種類です。

夏苺×北海道クリームチーズ 1,400円税抜

説明書きには、以下のようにありました。

「甘酸っぱい国産の夏苺を贅沢に使用したかき氷

仕上げになめらか濃厚な

北海道産のクリームチーズのエスプーマソースを

たっぷりとかけております。」

生の苺スライスがたくさんと、白のふわふわチーズソースの見た目が美しいかき氷。

とろりとしたイチゴのソースは、中にも上からもたっぷりかけられていて、どこを食べても甘酸っぱくておいしかったです!

西尾抹茶×北海道小豆 1,600円税抜

説明書きの記述は

「ほろ苦くコクのある西尾抹茶と

香ばしい黒糖胡桃を使用。

アクセントに華やかにレモンピールを入れ、

たっぷりと練乳のエスプーマソースとご一緒に

お楽しみいただけます。」

こちらは、白玉団子と粒あん、練乳ホイップと抹茶粉のトッピングで大人の見た目の仕上がり。

食べると、氷の中にはザクザクと歯ごたえの良い胡桃がたっぷりと、味の変化が楽しめるほろ苦いレモンピールが入っていました。

どのかき氷にも、練乳がカップに入ったものと、小さなたい焼きがセットになっていました。また、途中に温かいお茶が供されて、冷えた食道に優しかったです。

河文のかき氷は、間違いなくこの夏一番のかき氷たちでした。

かき氷にはこの他、「完熟マンゴー×ココナッツ」というのもありました。ココナッツ苦手なので検討に入れなかったのですが、河文のかき氷ならおいしいだろうなと思います。

市営交通資料センター

河文の近くに何かないかなと地図を見ていると、数百メートル離れた場所にある丸の内会館というビルの中に、名古屋市交通局の資料センターがあるのを見つけました。

入場料が無料とあったので、ちょっと覗いてみることに。

古くて小さいエレベーターで6階に行くと、センターの入り口だけのスペースに到着します。

ワンフロア丸ごとが資料センターです。平日のお昼時でしたが、他に訪問者はいなかったので、ゆっくり見て回ることができました。

室内にあるのは本や雑誌がメインのようでしたが、窓際には鉄道ジオラマがあり、この列車を運転してみる体験ができました。

アクセルとブレーキそれぞれのレバーを、がちゃんがちゃんと調節して、列車を一周走らせて駅で停車させるというものなのですが、これがなかなか楽しい(笑)。

また、運転台に座って、地下鉄を模擬運転するという体験もできました。一人2駅分までで交代ですが、これも無料です。

名古屋市営地下鉄の線路動画を見ながら、アクセルとブレーキのレバーで地下鉄を動かすという体験です。

ジオラマと違って駅のホームでピタリと停車するのが難しく、スピード感覚もつかめないまま二駅分の運転が終わりましたが、面白かったです。

この他、市バスや地下鉄の、モノクロ時代の大きな写真が何枚か展示されていました。昔の名古屋栄の町並みや道行く人の服装が興味深かったです。

書物を広げなかったので、滞在時間は20分程度でした。

お金の話:一か月の外食費の全国平均と地域差

かき氷二杯に税込みで3,300円という贅沢な出費をしました。今回は、心地よい空間で、気分よくおいしい思いをしたので、金額に見合っていました。

時折、後悔を伴う不満足の外食もあるので、外食費は丁寧に使いたいものです。

一般的にみなさんが外食費をどのくら使っているのかが気になり、公表されている調査結果を確認してみました。

総務省の家計調査 家計収支編(2023年)二人以上の世帯によると、外食費の金額は以下の通りです。

全国平均 12,653円

地域差が大きく、金額が多いのは大都市圏です。

<高額トップ3>

関東 15,018円

東海 12,688円

近畿 12,509円

さすがに飲食店が多そうな地域が上位に並びますね。

少ないのは、南北の端同士です。

<低額トップ3>

東北 8,974円

北海道 9,215円

沖縄 9,555円

寒い地方は、冬の間自宅から出ないのかなという想像もできますが、やはり近所に飲食店が少ないのが数値に現れているのではないでしょうか。

自分の支出と照らし合わせるなど、生活の参考にしてみてください

以上、元添乗員の旅とごはんとお金の話でした!

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