高野山へ、大阪なんばから南海線に乗って。行ってよかった、と思う観光場所を2回に分けてご紹介します。1回目は、列車旅と、高野山の新施設、ランチやカフェ事情についてです。

はじめに

世界遺産の高野山に初めて訪れました。添乗員時代の同僚に、ここは必見と聞いていたので、時間に余裕を持った2泊3日を過ごしました。ゆるーい空気感の高野山は、日帰りではなく、ぜひ宿泊するべき観光地の一つです。

この投稿でご紹介するのはこちらです

  • なんば駅から電車で高野山まで
  • 高野山デジタルミュージアム
  • ランチ食事事情
  • カフェおやつ事情

<なんば駅から高野山駅まで>

乗り継ぎや特急利用有無などによって所要時間は異なりますが、大阪のなんばから、特急を使うと1時間半程度、快速急行を選択しても2時間前後で高野山駅に到着します。

私は今回、都合の良い時間に快速急行があったので、特急料金(2022年8月時点では790円)を払わない方法で行きました。

社内の路線図。右端の「なんば」から、「橋本」駅まで快速急行で約50分。橋本駅で乗り換えて、左端一つ手前の「極楽端」まで、各駅停車で50分~1時間です。

橋本駅からは、駅表示に標高が明記され、急に山に入って登っていきます。

乗り継ぎの橋本駅

車窓の景色は山の緑がメインとなります。山間にある味わいある駅で、単線なのでのんびり上下列車の待ち合わせをするという、ローカル鉄道らしい列車旅が堪能できます。

橋本駅を出発してほどなく現れる鉄橋。

山間の駅。写真は下古沢駅です。

高野山駅までの最後の1駅は、ケーブルカー。極楽端駅で乗り換えます。

電車からケーブルカーへ乗り継ぐ駅舎内には、動植物のカラフルな天井絵。乗り継ぎ時間が短いので、ゆっくり鑑賞はしにくいのですが。

ケーブルカーは乗車5分ですが、標高539mの極楽橋から標高867mの高野山駅まで、328mの高低差を一気に登ります。

高野山駅に到着です。

駅舎の2階は展望室になっていて、遠くに町を見ることができる絶景ポイントです。バスにすぐ乗らない場合や、帰りに時間の余裕があるときに、5分あれば立ち寄れますので、ぜひ。

駅から高野山の町行きのバスは、ケーブルカーに連絡する時間帯で待ち構えているので、すぐ乗れます。

高野山の町自体は小さく、全て徒歩で巡れるし、脇道も少ないので、迷う心配がほとんどありません。

町の地図が、あちこちに掲げられているのも、分かりやすいです。

<高野山デジタルミュージアム>

2022年8月3日にオープンした、カフェとショップとVRシアターが入っている施設です。町の中心といえる金剛峯寺の近くにあって、立地良くガラス張りの開放的な建物。高野山では、ちょっと他にはない、都会的な雰囲気でもあります。

行ったのは平日14時頃でしたが、カフェの席は8割ほど埋まっている盛況ぶりでした。

ショップは、小さな一角だけですが、「高野山ブレンド」なるドリップパックコーヒーは、パッケージも好感が持てるもので、おしゃれなお土産を買うのはここがいいと思います。

せっかくなので、VRシアターに入ってみました。

VRシアター 1,000円

私が見たときの内容は、空海が作った高野山の壇上伽藍は、曼荼羅をどう表現しているのか、を説明するもの。

上演時間は30分弱で、その場でナレーターの方が画像を見ながら説明してくれる、というスタイルでした。

個人的な感想ではありますが、1,000円にしては内容が薄く、人が直接説明するとかVRであることの良さが実感できませんでした(価値が理解できず、ごめんなさい)。ただ、映像はとてもきれいでしたし、オープンしたてではあるため、今後VRならではのコンテンツが増えていく事が期待できるのかなと思います。

<ランチ食事事情>

高野山では、ランチのお店が、非常に限られています。

うどんや丼もの、喫茶店での軽食がいくつかあるのと、町中華が1軒という程度。そのため、あまりこだわらず、簡単に済ませるのが楽かもしれません。

そんな中、上記ご紹介した高野山デジタルミュージアムの精進カレーは、とても美味しそうで、今後人気が出るのではないでしょうか。

<カフェおやつ事情>

コーヒーを飲むような休憩場所も、下界と違って潤沢ではありませんが、そういうところも高野山の静けさというか、落ち着きを保っている要因の一つにもなっているように感じます。

そんな中、今回行ったうちの、おすすめのお店を2軒ご紹介します。

■濱田屋(生ごま豆腐)

町の中心と言える金剛峯寺から500mくらいの場所にある、胡麻豆腐の専門店です。

明治創業の老舗。ごまと、吉野本葛、高野山のお水だけが材料だという、生の胡麻豆腐が、店内の長椅子でいただけます。

わさび醤油と、和三盆糖の2種類 各400円。

もちっとなめらかで、濃厚な味わい。これは、とてもおいしいです。

食べている間にも、予約をしていた持ち帰りの品を受け取りに来るお客さんが何組かいらっしゃいました。その人気に納得です。

■梵恩舎(カフェ)

金剛峯寺から450mほど、奥の院へ続く中心道路にある古民家カフェです。愛想のない入り口なので、少し分かりにくいかもしれません。

店内では、陶芸品の展示販売もされていました。

しっかりした味わいのコーヒーが飲めます。

店の奥にクーラーが設置されているのは見えるけど、つけていない様子。それでも、天井が高く、開け放たれた入り口からの風通りも良かったので、不快ではありませんでした。

以上、高野山までの列車旅と、高野山の新施設、ランチやカフェ事情のご紹介でした。

次でご紹介する内容はこちらです。

  • 大門
  • 壇上伽藍
  • 金剛峯寺
  • 奥之院
  • 奥之院ナイトツアー

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