熱海温泉。露天風呂付き客室と夕朝食共に部屋食で、おこもり泊が実現しました。

先月(2022年12月)、熱海温泉にある老舗旅館「古谷旅館」に宿泊しました。温泉露天風呂付きの客室で、夕食も朝食も部屋食という贅沢な時間を過ごした宿泊記です。

はじめに

今回の旅の目的が古谷旅館だったので、熱海駅から、ほぼまっすぐ宿へ向かいました。駅から商店街を抜け、ぶらぶら歩いて15分弱で到着です。

<館内・部屋>

お部屋は広く、寛げる空間。障子は組子障子という飾りになっていて高級感があります。

内風呂とは別に、障子の向こうには温泉露天風呂。石造りの大きな浴槽です。

大浴場が同じフロアにあったので、部屋から出てすぐこちらにも入れました。

宿の目の前に「清左衛門の湯」が沸いていて、宿の温泉はここの源泉かけ流しとのこと。

<夕食>

夕食は、部屋食。

食前酒・先付け・前菜

最初に食前酒と先付け、前菜が準備されました。食前酒は、自家製の梅酒と静岡産ほうじ茶。梅酒がさっぱりして、とても馴染んでいました。ほうじ茶で割るなんて考えつかなかったけど、とてもいい組み合わせです。

先付けの胡麻豆腐は、プリンのような舌触りで温かい。

前菜の色々には、高級食材が少しずつ多種使われていて、一口ずつおいしかったです。

例えば、最中の中にはフォアグラ、大根の間にはカラスミ、煮こごりはふぐ。

お吸い物

お椀の中に、包丁さばきの素晴らしさが感じられる、薄い薄い大根が具材にかぶせてありました

お造り

中トロ・金目鯛・イカ・鯛・ふぐの5種

これに、お好みで色々と試せるよう、醤油・オリーブ油・ポン酢と、わさび・塩・青唐辛子のセット。

青唐辛子が、辛くて辛くておいしい!!

炊き合わせ

立派なごぼうが使われていました。味は特に印象に残らず…。

中皿

黒毛和牛の朴葉焼き

自家製のお味噌でしょうか、塩味も甘みも程よく、もっと色々な食材につけて食べたい。

御凌ぎ・強肴

鰻の茶碗蒸しに、珍しいリンゴの天婦羅やエビをきゅうりに巻いたものなど、少しずつの盛り合わせ

茶碗蒸しは、とろりとした舌触りで香りも楽しめ、好みでした。お皿の3品は、果物を工夫して提供する意欲は感じるものの、味はどれもぼやけてしまっていて、フレッシュフルーツの方が良かったかも。

焼き物

鴨のロースと銀鱈が、橙に入った香り焼き

お食事

もち米の入った、きのこの混ぜご飯。これに、赤だしとお漬物が付きました。

水菓子

最後に、洋ナシと抹茶プリン

総じて、丁寧に作られていて見た目も味も上品で良かったです。

個人的な好みですが、全体的にもっと出汁がおいしかったらいいのになーとは思いましたが。

残念だったのは、ワインを2本開けてもらいましたが、料理に合わず、値段の割においしくなかったこと。もっと、お料理に合ういい味のワインを揃えておけば響くのに。手ごろな値段のものでも、和食に合うボトルはたくさんあります。

ワインが邪道で、日本酒にすべきだったのかも…??

食後の散歩にでてみると、夜になって一層雰囲気が出てました。

<朝食>

朝食も部屋食で。

自家製の塩辛や、焼きたての熱海の干物、清左衛門湯の温泉で蒸した温泉玉子など、品数たっぷり。

重箱の中には、大きな海老の旨煮や、板わさ・明太子・岩海苔等、ご飯が進むお供が。

温かい鍋には、厚揚げや水菜の他、水餃子みたいなのも入っていました。

お粥のほか、ふっくら美味しく炊けた白米もたっぷり準備されていて、食べ過ぎても仕方ない状況でした。

<熱海のスイーツ>

お部屋に、和栗モンブラン専門店「kiito」の割引券があったので、チェックアウト後使わせてもらいました。

古谷旅館が手掛けているとのことで、100円引きになります。

宿から歩いて5分くらいのところにあるカフェで、人気店のようです。

モンブラン(小)

1,320円プラスドリンク660円で、1,980円

カウンターで栗クリームを絞るところを実演してくれるサービス。

できあがりがこちら、これで小⁉

細い糸のような栗ペーストと、中のメレンゲたちを一緒に口に入れると、確かに幸せな味。

パフェ

12月だったので、クリスマスパフェ。パフェ2,220円+ドリンク660円で、2,880円。

すごい存在感のあるのが来ました。

上部は、和栗のモンブランペースト。グラスの中は、ラズベリーのジュレや紅茶アイス、ミックスベリーにピスタチオのパンナコッタなど。

最下部のイチゴの下には、シャンパンのジュレ!

見事な見栄えに負けず、とても美味しい。

ですが、生絞りの実演は珍しくなく、価格に見合った感動は得られず、少なくとも私はリピート無しです(笑)。一度行ってみるのはおススメです!

熱海プリン

どこのお店でも行列していたので、買わずに通り過ぎていた熱海プリンですが、熱海駅の新幹線構内のキオスクで売っているのを発見。

カラメルソース 380円

お土産に買って帰りました。

<お金の話>

今回の古谷旅館での宿泊は、露天風呂の付いたいいお部屋で2食を部屋出ししてもらって、一人当たり、約5万円でした。全国旅行支援で5,000円の割引ができたので、財布から出たのは4.5万円。

1泊がこのくらいの値段になると、滞在時だけではなく、思い出す未来の時間まで楽しめるかどうかで、満足度が変わるように思います。

古谷旅館は、従業員のどの方も常におもてなしスイッチがONの状態で接しておられて、距離感も適度。いいお宿でした。

友人との忘年会旅行だったので、思い出に残る宿泊になりました。

以上、熱海温泉古谷旅館の宿泊記でした。

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