岩手県花巻温泉郷に行ってきました。山の神温泉 別墅 清流館をご紹介します

温泉のはしごを目的に、岩手の花巻温泉郷に行ってきました。2020年にオープンした山の神温泉の清流館へ。贅沢な半露天風呂の付いた客室と、力の入ったお食事とを堪能しました。

はじめに

山の神温泉は、花巻温泉郷の一つです。新幹線の新花巻駅にポスターが貼ってありました。

清流館は、小学生以下の子供の宿泊ができないというお宿です。行ってみると確かに、子供がはしゃいで楽しむ要素はなく、静かな大人の時間を過ごすのに最適でした。

<部屋>

チェックイン時のウェルカムドリンクに、美味しい地ビールをいただいてから、お部屋へ。

2階建てで各フロア2部屋だけ、という棟がいくつも並んでいます。泊まったのは2階部分だったので、天井は梁を見せたオシャレな造りになっていました。

2階へ上がるのは階段だけなので(エレベーター無し)、階段苦手な人は1階が良いでしょうが、高い天井の広い空間は、2階ならではですし、2部屋しかない部屋の宿泊客以外は階段を上がってこないので、プライベート館がすごくあって、私は2階でラッキーだと思いました。

内装は、落ち着いたダークブラウンで、とてもいい雰囲気です。

お部屋に茶菓子。最中皮と餡が別々になっていて、食べる時に自分で餡を詰める和菓子でした。このタイプの最中流行っているのか、元からあるものが目に入るようになっただけなのか、最近よく見かけます。

部屋に温泉が付いています。湯船が窓辺にあるので、窓を開けると露天風になって、長湯が楽しめます。ちょっと熱かったので、温度調整は、自分で加水。

広いテラスがついていて、湯上りにここでのんびりするのは、至福の時。どちらも、眼前は森なので、外からの視線を気にせず済みます。最高!

併設されている日帰り入浴施設「なごみの湯」も、本館にあたる優香苑の大浴場も利用できるというのですが、この部屋のお風呂があれば満足です。とはいえ、本館のお風呂に一度行ってみましたが。

<夕食>

夕食は、広い食事処にテーブルが並ぶスタイル。

黒毛和牛と旬の魚のダブルメインのコースを予約していました。

前菜は、秋らしい色合いと盛り付けでキッシュや穴子の柳川寄せなど。真ん中には、秋刀魚の菊花和えが入っていました。

宮沢賢治の、風の又三郎の最中には、合鴨のテリーヌ

次は、冬瓜のお料理。アサリとコンソメ風味でした。

大好きな土瓶蒸しは、マツタケの風味があまり感じられなくて、ちょっと残念。薫り高いマツタケを常に入手するのは、難しいのでしょうね。

地元の日本酒の飲み比べは、好きな銘柄を三つ、自分で選べるのタイプでした。

お造りは、マグロにひらめ、ホタテとボタン海老

魚料理として、ふかひれのコラーゲン鍋が出ました。アワビや鯛といった、豪華な食材を使用しているものの、印象の残らないぼんやりした味付け。素材が良いものなので、私は、塩焼きとか、炙って醤油、とかの思い切ったシンプルなお料理の方が好きです。

南部せんべいの茶巾絞りは、アイデアの一品。みたらし餡の甘みが程良く感じられました。

お肉料理は、前沢牛のロースト。文句なしに美味しいお肉でした。

もう食べられませんというほどお腹いっぱいになっていたのですが、お食事は、ホタテ貝柱の炊き込みご飯に、鶏スープのだし汁が付いていて、お茶漬けのようにさらさらと食べられるものでした。これ美味しい!

デザートは、果物にアイスにプリンと、豊富に揃いました。甘ったるいものは一つもなく、最後まで満足です!

このお宿の夕食、工夫に満ちた献立が、沁みました。季節を変えると、どんなお料理になるのか、興味があります。

<館内>

清流館のロビーは、座り心地の良いソファーが、広いフロアにゆったりとした間隔で置かれていて、そこがもう寛ぎスポット。

フリードリンクコーナーにあるコーヒーマシンのコーヒーは、こだわりの豆なのか、おいしいし、部屋風呂を楽しむ際に欠かせない水のペットボトルも、ふんだんに置いてあります。牛乳があれば、もっと嬉しい。

地元のお菓子屋さんのクッキーなどのお菓子が置いてあるし、アイスクリームも常に冷えている状態でした。

これらを、部屋に持っていくのも自由だし、ロビーで景色を眺めながらいただくこともできました。

夜には、赤白ワインも出ていましたが、これは、酸味強め・香り微弱・味わい浅い残念なモノ。安くても美味しいワイン、たくさんあるはずなのですが、新しめのお宿なので、今後に期待です。

大浴場は清流館には無くて、併設の別の施設に行ったら入れます。長い廊下をひたすら歩くと「優香苑」に行けます。夜そちらのお風呂に一度行ってみたところ、静かで広い露天風呂が、とても良かったです。試しに行ってみてよかったです!

最初に写真を掲載した駅のポスターは、優香苑にある、 とよさわ乃湯の写真なんですね。

<朝食>

朝は、和食コース。朝からこんなに品数があるなんて、本当に贅沢。幸せな一日の始まりとなりました。

器は、有田焼だそうです。この宿をオープンさせるにあたり、全面的に協力してもらったとのこと。夕朝食の食事で使われる器の他、館内に飾られている置物も、素敵でした。

<旅の終わり>

11時のチェックアウトまで温泉と田舎の空気とを堪能した後は、また新花巻駅から東北新幹線で、一路東京へ向かいます。

3時間以上の乗車となるので、社内で気分を盛り上げるお酒とおつまみを買い込みました。

駅の売店は、小さいながらも地元のビールを種類多く揃えてありました。が、おつまみにしたかった、いくらとかほたてといった海鮮の瓶詰めは、冷凍で販売。解凍に数時間を要するということで諦めました。新幹線の駅の売店なんだから、すぐ食べられるものを少し置いておくと、売上アップになるのでは・・・。

結局色々と買い込んだ東北地域の特産品は、どれも美味しくて、最後まで楽しい旅となりました。

山の神温泉の清流館、再訪間違いなしです。

以上、山の神温泉 別墅 清流館の宿泊記でした。

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