名古屋から半日旅。やきものの町、常滑を歩きました

愛知県常滑市の写真スポットを巡って、観光協会推奨の「やきもの散策道」Aコースを歩きました。午前中の散歩と、歩いた後のおいしいランチまでをご紹介します。

<常滑駅前>

名古屋駅から約30分の名鉄常滑線の常滑駅を起点に、徒歩のみで、煙突のある風景や、雰囲気のある建物が多い道を散策できます。

駅のロータリーに、常滑焼のモニュメントが飾られています。さすがの大作。

煙突のある街並み方面に出ると、案内塔が建っています。地図を持たずに行っても、迷わず目的地に向かうことができました。

案内板周辺には、焼き物の猫たちがお出迎えしてくれています。

<とこなめ招き猫通り>

常滑駅から陶磁器会館に向かう道は、とこなめ招き猫通り。歩道沿いに、たくさんの珍しい招き猫がいます。

夫婦円満などのご利益が込められているとか。かなりの数ですが、これは、「ようこそ常滑へ」なのかな?

巨大な招き猫の、とこにゃんが、招き猫通りの終点の上にあります。

今回行ったのが午前中で、とこにゃんの顔に太陽光の当たらず。午後だと、きれいにお顔が見えそうです。

高さは、人の背丈の倍くらいあるので、知らないとぎょっとするかも(笑)

<やきもの散歩道>

陶磁器会館のポストの上に、常滑焼の郵便屋さん。レトロでかわいい。

ここでは、散歩道のマップがいただけました。駅前の案内塔にあった地図と同じもので、番号が振られた見どころを番号順にめぐると一周できるというコースです。

コース上には、道案内の看板や印が各角にあるので、地図を持たずに歩いてもコース通り進めました。

問屋 瀧田家

有料見学施設ですが、お休みだったのでには入らず。家の前の道には、陶器の破片を路面に敷いてあります。これは、坂道の滑り止めにしていたものとのこと。この路面と焼き物の瓶で作られた壁とで、独特の雰囲気のある通りになっていて、ここはおススメです。

使い終わった焼き物を無駄にせずに土木に使う工夫は、現代のSDGsの精神と同じかも!

陶器を道に埋め込んでいる場所は、他にもこんなのがありました。

ちょっとした小径も、ごみ一つなく、歴史ある町に住む方々の民度の高さが伺えます。

人気の写真スポットの一つである土管坂。ここは、常滑っぽい!

坂の両側に埋め込まれているのは、明治時代の土管と、昭和初期の焼酎瓶だそうです。昭和30年代に焼酎瓶が埋め込まれて、現在に至るということで、当時は日本酒より焼酎が多かったんでしょうかねぇ?

登窯広場には、休憩場所と常滑焼のモニュメントがありました。

広場の奥にある、こちらの長さ23mの登り窯は、国指定重要有形民俗文化財。傾斜になっていて、8つの窯が階段状に並んでいます。現存する、日本最古かつ最大級の登り窯だそうです。

明治20年ごろの窯で、てっぺんには煙突がずらり。

登り窯の屋根越しの風景も、すてきでした。

もう使われていない煙突が、まだたくさん残っている風景は、当時を知らないけど懐かしい感じです。

歴史を感じさせる建物は、住宅だったりお店だったり、工房だったり。

歩いていると、入ってみたい素敵なカフェレストランが、いくつもありました。

<ランチ 茶房たんぽぽ>

そんな中、たくさん歩いてお腹が空いたので、しっかり食べられそうなお食事処に決めました。

茶房たんぽぽ

やきもの散歩道の真ん中あたりにあって、立地も良いので。

本日のランチ(ドリンク付き) 1,400円 

メインのおかずは、日替わりで何種類かホワイトボードから選ぶタイプ。鯖の竜田揚げにしました。小鉢のひじきもゴーヤチャンプルも、具沢山の味噌汁も雑穀米も、全ておいしかったし、満腹になりました!

食後のコーヒーは、ほんの一口サイズだったので(エスプレッソではなく)、別のカフェで雰囲気を変えてお茶した方が、より楽しめたかもしれません。

この日常滑で過ごした時間は、ランチを含めて3時間。歩数は、1万3千歩。本当に気持ちよく歩けました。

ただ、常滑のやきもの散歩道を歩くなら、午後がおすすめ。午前中の日差しは、見どころをことごとく陰にしてしまうので。

再訪は、季節を変えて、午後にします。そして、、いくつか外から見て好みのカフェがあったので、今度は3時のおやつにスイーツでも!

以上、名古屋から常滑への、半日観光のご紹介でした。

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