公共交通機関で丹後半島の「伊根」へ!奥伊根温泉 油屋本館に宿泊

舟屋の立ち並ぶ景色が素敵な伊根町まで、京都駅から列車とバスを使って2泊3日の旅をしました。京都駅から天橋立駅までは、列車「丹後の海」に乗車。一泊目の奥伊根温泉では、若狭湾に面した露天風呂のある「油屋本館」に宿泊しました。

はじめに

伊根は、交通の便が良い場所ではありませんが、一度は訪れるべき、とっておきの京都です。

伊根の場所はこちら。京都府与謝郡伊根町は、丹後半島の東に位置します。

<京都駅から伊根町までの列車とバス>

まずは、丹後半島の付け根にある天橋立駅まで。JR京都駅から丹後鉄道天橋立駅まで、特急列車だと乗り継ぎ無しで行けます。

特急列車には、京都丹後鉄道の「丹後の海」という車両も登場します。内装も素敵なので、時刻表を見て、時間が合えば、ぜひこの車両を選んで乗ってほしいです。

天橋立駅での「丹後の海」

京都駅での「丹後の海」側面
木がふんだんに使われている車内

JR京都駅から、乗る特急列車によりますが、だいたい2時間10分くらいで天橋立駅に到着します。

天橋立駅からは、路線バス(丹海バス)に乗り換えて、伊根まで約1時間。

路線バスの本数は、1時間に1本程度と少ないので、事前に最新の時刻表を確認しておくと時間に無駄なく移動ができます。

丹海バスのバス停は、天橋立駅の目の前なので、迷わず行けました。

天橋立駅

伊根に到着。伊根のバス停は、町の中心である観光案内所の横にあります。

バス停「伊根」

伊根観光案内所の前には有料駐車場。以前車で来た時は、ここに停めて観光しました。

<奥伊根温泉 油屋本館>

バスで到着してから宿に電話をかけると、伊根観光案内所まで車で迎えに来てもらえました。車で5分ほどで宿に到着します。

舟屋群からは離れた場所にありますが、海辺の高台にあるため、部屋からも露天風呂からも海が見下ろせる絶景の宿です。

今回泊まった和室は、海に面したお部屋で眺望が〇!

部屋の広縁からの眺め。写真には写っていないのですが、奥の半島に、海に面した棚田らしき一帯が見えて、気になって仕方ありませんでした。

雲が多く風の強い日でしたが、左手の沖には島が二つ見え、時折雲間から海に差し込む陽光が、カーテンのようできれいでした。

温泉は、肌に優しいとろりとしたお湯で、気持ちよかったです。

露天風呂は、湯船に浸かると、眺望全く無しではありましたが、宿泊客が多くなかったのか、常に貸し切り状態で入れたのがラッキーでした。

<夕食>

夕食は、「地魚しゃぶしゃぶ会席」。

食事会場でいただきました。海や庭が眺められる大きな窓のある部屋で、個室ではないものの、隣のテーブルとは程よく距離のある配置でした。

セッティングの食前酒は、伊根の地酒「竹の露」。

会席の詳細とは別に、かわいい食事の説明が置いてありました。直接の説明を少なくしても、都度読んで楽しめるようにとの配慮だと思います。

会席は、食前酒と7品、それにお食事でした。

お料理を何品か写真でご紹介します

お造りは、かんぱち、鰆、白イカ、スズキ。台風が近づいている中で、漁が難しい日だったのですが、新鮮でおいしい魚を用意いただいていました。

メインの鍋は、かんぱちのしゃぶしゃぶ。冬はブリしゃぶが有名な丹後ですが、夏もしゃぶしゃぶなんですね。

この日はあまり脂がのった間八ではありませんでしたが、おいしい野菜と一緒に、ポン酢でいただきました。

この他、和牛ローストビーフや、大海老の天婦羅など、ごちそうがたくさん!お腹いっぱいです。

お食事は、丹後米で、アワビの釜めし

食べきれなかった分は、おにぎりにしてもらえました。

食材はどれも伊根産や丹後のものを選んで仕入れをされているようで、地元の味を堪能できる、よいお食事でした。

<朝食>

朝食も、前夜と同じ食事所でいただだきました。

たんぱく質が豊富な朝食を、がコンセプトのようです。

一番人気という海鮮味噌汁。卓上コンロに、たっぷりはいった鍋で提供されます。

魚のあらが、ざくざく入っていました!

鰺の一夜干しも、ふっくらしていておいしかった

朝から、たっぷり美味しく栄養を摂りました。

<チェックアウト後>

さて、その後。部屋から見えていた、海に面した田んぼを近くで見たかったので、チェックアウト後は、町中までの宿の送迎を断って、タクシーで行ってみました。

するとそこには、緩やかな傾斜に、海に向かって棚田が広がる、美しい景色がありました。

訪れたのが9月上旬だったので、これから稲刈りシーズンに突入する、という時期。所々に刈り取りされた部分もありました。

伊根には、伊根タクといって、1回一人300円で町内どこからどこへでも行けるタクシーがあります。現地で専用アプリに登録する必要はありますが、とても簡単な手続きで利用できて、車が無い分非常に便利でした。伊根タクについては、観光案内所や宿などにQRコードが置いてあります。

伊根で油屋というと、道の駅や舟屋のある町中に食事処を出していたりされるので、滞在するとどこかでは目にする名前です。

今回は、その本館での宿泊。日本海の雰囲気をたっぷり味わえた、良い一晩でした!

油屋本館HP

【公式】旬魚料理と天然温泉の宿|京都・丹後の奥伊根温泉 油屋本館 (ine-aburaya.com)

伊根町で泊まるなら、舟屋に泊まりたいという場合でも、舟屋は高くて食事が付いておらず不便であるとか、宿の数が限られているので空室が見つけにくいなどのデメリットがあります。

奥伊根温泉に泊まると舟屋の散策が難しいかというと、そうでもなく、舟屋群中心部から送迎車で5分の距離なので、コスパを考えても、宿泊だけこっち(奥伊根温泉)にするというプランもいいなと思いました。

次は、2泊目。同じ油屋の経営で、舟屋丸ごと一棟貸し「風雅」の宿泊記です。

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