熱海温泉の「SOKI ATAMI」、開業は、2020年11月とまだ新しいお宿です。露天風呂付の客室と静岡産の食材にこだわったお食事を堪能!夕食と朝食を中心に、お部屋などもご紹介します。
自然色(人口色が少ない)、シンプル、丁寧、という印象を受けたお宿でした。
熱海湾が見える山の途中にあるお宿。タクシーで向かったところ、温泉宿がありそうな雰囲気ではない住宅街の中、細い道をしばし巡ったあと、急に駐車場だけ現れた、という感じで到着しました。山の斜面に建っているので、駐車場から少し見上げると、お宿らしき建物が。
<お宿内部とお部屋>
フロントロビーは、広々シンプル。
ロビーからはよく手入れされていそうな畑が見えます。
廊下から部屋へは、直接扉を開けるのではなく、まず部屋専用の格子戸をあけて玄関扉のあるスペースに入るため、部屋への出入りで人目が気にならず、プライベートが保たれてると感じました。それでも部屋数が少ないこともあり、廊下で別の部屋の方と出会うことはありませんでした。
泊まったお部屋は、和洋室。明るめの木の色合いで統一されていて、ともすれば味気ない印象を受けるほど。
部屋にはバルコニーがあり、温泉の露天風呂が付いています。好きな時間に好きなだけ温泉に入れるという状況に、ワクワクします。浴槽の温度設定も、自由に調整できるようになっていて、非常に良し。
バルコニーからは、住宅地越しに熱海湾がよく見えました。
大浴場の露天風呂は、四方を黒い高い壁に囲まれていて、外は見えず。スタイリッシュというのか、変わった雰囲気でした(下部お宿のHPご参照)。大浴場のスチームサウナが、とても素敵。薬草がいい香りです。
<夕食>
夕食は、大満足の内容でした。
スッポンと静岡軍鶏のスープ。最初に胃袋に入れる、優しい味の土瓶蒸し。
SOKI盛り合わせ。これが一つ一つ全てが絶品!特に鹿肉が柔らかくて美味しくて、驚きました。
右から、
- サクラマスの麹漬け
- 鹿のロースト
- 静岡野菜(ナス)
- 本マグロ、わさび、赤芽
- 本日の白身
- 手造り塩辛
- 西伊豆のところてん
薬味の品揃えも豊富で7種もありました。藻塩・酒粕・梅肉・カラスミ塩・柚子胡椒・わさび塩・練りからし。何をどれに合わせるかを迷ったりするのも楽しい一皿でした。
その次は、キンメダイと駿河軍鶏の薬膳小鍋。熱々!ぐつぐつ煮すぎて、軍鶏は硬くなってしまいましたが、スープも他の具材も良いお味でした。
静岡うなぎのから揚げ 薬膳七味。さっくさくでした。
原始焼き。分厚いお魚がふわふわに焼きあげられてきました。食事処のオープンキッチンで、炭火でじっくり焼かれている様子が見えていました。コースによっては他の原始焼きも味わえるようです。
修善寺産こしひかり、焼津産鰹節、伊豆のわさびご飯。写真にわさびが写っていない!のですが、別添えで生わさびが1本。自分ですり下ろして、好きなだけ白米の上に置いていただきます。ツーンとした辛みが少なく、たっぷり食べられました。
ブランマンジェにカラメルソース、果物のメロン。
この日は熱海の花火があり、部屋のバルコニーからよく見えました。部屋の露天風呂は、浸かってしまうと絶妙に花火が見えない・・・。
<朝食>
翌朝も快晴!部屋のバルコニーから青い海と空が見える朝、一日の始まり方が素敵です。
朝食も、たくさんの食材を丁寧にお料理にしてある、どれも美味しいものでした。セット料理にハーフバイキングが付いて、ボリュームがすごかったです。コンセプトは、バランスよく、あるがままの自然を味わう、みたいな。
- 食膳の甘酒
- 具だくさんのお味噌汁
- 金芽米
- 青菜のお浸し
- 梅干し
- 豚の角煮
- 干物魚(金目)と大根おろし添え
これとは別に、バイキングコーナーから持ってきたのがこちら。これでもかなり控えめです。
チェックアウトが11時までだったので、朝食後も部屋の露天風呂を堪能することができました。
宿泊した季節は冬。食材は当然季節によって異なるはずですので、季節を変えていつか再訪したいです。
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