中部の駅百選の佐久間駅と東栄駅や、線路と同じ鉄橋を歩いて渡ったり、映画の舞台となった池場駅へ行ったり。
※記載内容は2024年9月のものです。
旅程
9月の平日に名古屋から日帰り旅。
JR乗り放題の青春18きっぷで乗車した区間は、以下の通りです。
- 名古屋駅~豊橋経由~三河東郷駅 約2時間
- 三河東郷駅~小和田駅 1時間50分
- 小和田駅~佐久間駅・・(徒歩)・・中部天竜駅 1時間50分
- 中部天竜駅~東栄駅・・(徒歩)・・池場駅 1時間20分
- 池場駅~豊橋経由~名古屋駅 約2時間半
私がこの日乗り降りした駅は、赤枠部分です。
後半記事では、小和田駅を出発して以降をご紹介します
佐久間駅から歩いて鉄橋を渡って、中部天竜駅へ
- 小和田駅13:42発・佐久間駅14:08着
秘境駅の小和田駅からJRに乗って豊橋方面へ。
主に右側に天竜川が流れています。天気がよかったので、エメラルドグリーンに白が混ざったような色彩がきれいでした。
佐久間駅で下車。場所は、静岡県浜松市天竜区です。
ここも無人駅ですが、駅舎が市立図書館として使われているという珍しい駅で、中部の駅百選に選出されています。
佐久間駅から、隣の中部天竜駅まで、約2キロ。
次の中部天竜駅始発の列車(15:31)に乗るために、一駅歩きます。佐久間駅で下車してから時間は1時間23分あるので、時間は余裕があります。
駅と駅の間には、天竜川橋梁がかかっていまして、
線路の横に歩道があって、人も渡れました!
すぐそばに佐久間発電所の放水口があり、この時は放水はありませんでしたが、骨組み鉄鋼の印象的な変電設備が、橋の上からじっくり眺められました。
線路の高さが歩道より少し上にあるので、橋を渡っている時に列車が通ったら車輪部分に目線が合いそう!
残念ながら、2時間に1本くらいしか走っていない列車には出会わず。
ゆっくり歩いたつもりでしたが、30分ほどで中部天竜駅に到着してしまいました。
まだ次の列車まで1時間近く時間があるので、周辺を散策。
天竜川の流れを眺めたり
川にかかる赤い歩道橋を渡ってみたり
その後、ホームのベンチでのんびりおやつタイム。
始発駅なのに誰もいない静かなホームで、ホッとのんびりできました!
発車5分前には、どこからか高校生らしき男女が10名ほど集まってきたので、利用者がいることにも安堵。
東栄駅から歩いて池場駅へ
- 中部天竜15:31発・東栄15:51着
トンネルもたくさんありました。トンネルから出る瞬間ってつい眺めてしまう、ちょっとした緊張感が好きです。
東栄駅でこの日最後の途中下車。場所は、愛知県北設楽郡東栄町です。
ここも、中部の駅百選に選定された駅だということ。
ホームから見る駅舎、にらみをきかせたフクロウ?と思ったのですが、これは鬼の顔だそうです。
地元伝統のお祭りでの、鬼の面を形どったものだとか。
駅舎の中に喫茶店がありますが、この日はお休みでした。
外側から見ると、木造で瓦屋根の立派な駅舎です。
ここから、次の池場駅まで1キロちょっと。次の列車が池場駅から16:54分に出発するので、1時間強の時間があります。一駅歩きました。
のどかな田舎の、車も人も滅多に往来のない知らない道をてくてくと歩くと、旅してるなーと実感します。
途中、長野方面へ走る列車が見れました!
山間をいくローカル線には、なんとなく手を振りたくなります。
歩き始めて15分ほどで、池場駅に到着しました。
歩いてきた国道から、池場駅に向かう小径ですが、どれが駅なのか判別できないような見た目です。
駅のホームは、この突き当りの階段を下りたところにあり、上の写真の真ん中の小さな屋根がホームの待合室でした。
2001年の映画『いちばん美しい夏』に登場する駅だそうです(昭文社の『全国鉄道地図帳』情報です)。その映画をまだ見たことがないのですが、主人公が夏を過ごす田舎が、ここだとか。
細長いホームがひとつ。
自動販売機も何もない。ゴミや落ち葉もないので、掃除をされている方がいらっしゃるのを感じます。
ゆっくり歩いて来たつもりでしたが、池場駅で30分以上の時間がありました。誰もいない駅で、スマホ画面を見ることなく、空気と景色を楽しむ時間は、普段の生活ではなかなか味わえないリラックスタイムとなりました。
- 池場駅16:54発・豊橋経由・名古屋19:28着
と乗り継ぐ予定でしたが、実際は豊橋で途中下車し、人気の餃子店でビールと餃子の夕食で、一日の長い旅をしめくくったのでした。
お金の話:この日使ったお金の記録
交通費
- JR(青春18きっぷ1回分):2,410円
普通運賃を払って乗った場合の金額は、以下の通りです。
名古屋~三河東郷 1,690円
三河東郷~小和田 1,170円
小和田~佐久間 420円
中部天竜~東栄 240円
池場~名古屋 2,310円
合計 5,830円
運賃だけで、3,420円お得になりました。
飯田線の列車に乗ることが観光だったので、有料の観光地はゼロ。
あとは飲食費です。これは人によって差が出る部分ですが、この日の私の場合は、以下の通りです。
飲食費
- 玉子かけご飯モーニング 600円
- おやつのスコーン&お茶 440円
- 夕食(小生ビール・餃子)830円
計1,870円
交通費と飲食費で、合計4,280円でした。
飯田線の秘境駅小和田と とても楽しい鉄道旅ができました!
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