道の駅もっくる新城の名物TKGと、鉄道でしかアクセスできない小和田駅を独り占め
※記載内容は2024年9月のものです。
旅程
9月の平日に名古屋から日帰り、全11時間の旅になりました。
JR乗り放題の青春18きっぷで乗車した区間は、以下の通りです。
- 名古屋駅~豊橋経由~三河東郷駅 約2時間
- 三河東郷駅~小和田駅 1時間50分
- 小和田駅~佐久間駅・・(徒歩)・・中部天竜駅 1時間50分
- 中部天竜駅~東栄駅・・(徒歩)・・池場駅 1時間20分
- 池場駅~豊橋経由~名古屋駅 約2時間半
朝8時に名古屋駅を出発して、東海道線で豊橋まで約1時間。豊橋が飯田線の始発駅です。
私がこの日乗り降りした駅は、赤枠部分です。
前半記事では、小和田駅までをご紹介します
三河東郷駅 道の駅「もっくる新城」でTKGモーニング
まずは、最初の下車駅である三河東郷駅まで、豊橋から飯田線に乗車しました。豊川稲荷が有名な豊川など町を過ぎて、緑の方が多くなる車窓を眺めること一時間。
- 豊橋9:08発・三河東郷10:06着
三河東郷駅で途中下車。
次の三河東郷発の列車が11:27なので、ここで1時間20分ほど時間があります。
三河東郷の駅舎は、コンクリート打ちっぱなしのモダンなもので、駅名看板だけは、おそらく旧駅舎時代から残しているらしい年季の入った木製のものでした。
待合室には本棚があり、ミニ図書館風。
三河東郷駅から、900m離れた道の駅まで歩きます。
道のりの半分ほどは、線路沿いの道を鉄路を眺めながら進みます。滅多に来ないけど、ここで列車が来たら近い!
道の駅「もっくる新城」へ、坂道は無く、さくさく歩いたので10分もかからず、10:15には到着しました。
目当ては、フードコートでのモーニング
玉子かけご飯モーニング 単品600円
白米(お代わり自由)に、温泉卵が三つ!
この先の行程では食事を摂るのが難しそうなので、がっつりブランチ作戦です。
このあたりの地域「新城、奥三河は鶏の町」ということで、新鮮な玉子を使ったシンプル朝食です。週末には行列のできるほど人気があるとのこと。
白米と玉子だけかというとそうではなく、20種類以上のトッピングがあって、好きなものを好きなだけかけ合わせてオリジナル丼が作れるという、楽しいもの。
メンマやきくらげ・ラー油で中華風、粉チーズや揚げ玉・ニンニクでカルボナーラなど、おススメの食べ方も参考になります。
温かい出汁もあり、出汁茶漬けもできました。
野沢菜と温泉玉子にお醤油
おいしい!
ちなみに、モーニングのオーダーストップは10:20だったので、ぎりぎりのタイミングでした。また、「食材の撤去が10:30なので、ご飯は最初に何杯でもよそっていいですよ~」との案内でした。
席は10:45までの利用でしたが、他にもお客さんがいらっしゃったからか、追い立てられるようなこともなく、かつ30分も食べたら満腹!!
色々な味変があったので、最後まで美味しくいただきました。
ランチ不要というか、早めのランチ完了です。
おやつに、こちらも人気のスコーンと、地元の茶葉を使ったお茶を購入しました
紅茶クランベリースコーンとしんしろ茶 440円
三河東郷発の列車が11:27なので、11:10には道の駅を出て、歩いて駅まで戻りました。
小和田(こわだ)駅
- 三河東郷11:27発・小和田13:19着
飯田線も、すっかりローカル感が増します。
乗車時間が2時間近くあるこの間は、右も左も車窓の景色が楽しめました。
川沿いや数々のトンネル、鉄橋に山間の集落など、眺めていると静かに胸が躍ります。列車旅の醍醐味!
飯田線車内は、乗客が多めで、4人掛けのボックス席に一人で座っている場所も埋まっているとすると、ほぼ満席でした。
小和田駅到着!ここが本日の目標地点です。鉄道でしかアクセスできない秘境駅。
下車したのは、私だけでした。
折り返して豊橋方面の列車が来るまで23分あります。駅と周辺を独り占め!
駅のホームからは、天竜川が見下ろせました。
ここは、三県の境界駅。小和田駅があるのは、静岡県浜松市。天竜川の対岸に見えているのは、左側が愛知県、右側が長野県なんです。
ホームから小和田駅の駅舎に入るところ、風情があって映画のセットみたいです。
木造の駅舎の前に、見事に全体錆び色となったバイクがありました。
木造の秘境駅、小和田駅は、ひっそりとした佇まい
お手洗いも自動販売機もありません。そこがまたいい。
読み方は違いますが、皇后雅子様のご実家が「小和田(おわだ)」と駅名と表記が同じなので、天皇陛下と雅子様がご成婚された頃には人気スポットになったそうです。当時の名残で、今でもホームに「恋成就駅」の表示がありました。
駅へのアクセスは、人が一人通れる幅の小径があるだけです。
天竜川に橋は見えず、駅周辺に集落も無く、外界とのつながりが全く感じられないこの山肌に、ぽつんと駅だけがありました。
こんなに人の気配も他の建物も何もない所に、どうして駅があるのでしょうね? 疑問を解決するものは見当たりませんでした。
のどかな山の中の秘境駅を満喫しました!
ここからは、元来た鉄路を豊橋方面に、途中下車をしながら戻っていきます。
今回の旅のプランニングは、昭文社の株主優待プラスアルファでもらった「全国鉄道地図帳」を見ながら行いました。
どの駅が百選とか、どこからの景色がすてきだとか、何の映画の舞台になったかなどの情報が地図上に散りばめられているので、下車駅を選択する際の参考になります。
後半へ続く
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